夕焼けロケットペンシル3 (MFコミックス フラッパーシリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840140522

感想・レビュー・書評

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  • 3巻という短い巻数で最終話を迎えたが、伝えたかったことはここに詰まっていたと思う。
    そこには暖かさがあってサトミの店を支えたい気持ち、家族と共に頑張りたい気持ちが嫌というほど伝わってきた。
    大人ぶるサトミの淡い恋や揺れ動く葛藤もきれいに描かれていたしとても満足いく作品でした。
    あさの先生お疲れ様です

  • 最終巻。
    人の嫌なところを知って、でもだからこそ人の温かさにも気づけたサトミちゃん。彼女が健気で元気に頑張っているから周りの人も手を貸したいと思えるのでしょう。読んでいて和みます。
    今まで謎だったお父さんのことやお母さんのことがわかって、お婆ちゃんの登場とお婆ちゃんによって突きつけられた条件もどこかありきたりなネタのようには思えますが、これが今までの集大成を表してるのだと考えればとても良い終わり方だったのではないかと思えます。

    あと、サトミちゃんの恋の行方も、結果的に見ればほろ苦い結末を迎えてしまいましたが、…うーん、でも、慎也くんよりエビスくんの方がずっと男前だと思うのでこれでよかったんじゃないかと思います。
    これから先をいろいろ想像できる終わり方で綺麗にまとまった作品でした。

  • 前巻の終わりからの試練の後にまた一つ試練が。祖母が登場してくる後の展開には唐突さがあるけれども、終わり方には納得。
    小さな文房具屋さんとそこにいる女の子の生きる姿とがかみ合っていたいい話だった。

  • 9784840140522 212p 2011・10・31 初版1刷

  • 最終巻終わってしまったー。
    相変わらずマッタリとしてて良かったのだけど最終巻だけあって駆け足に見えたのが残念。
    あと、盟子さんが幸せにならなくて残念。

  • #manga
    を、これは素晴らしい。
    小さく廃業寸前の文具店が舞台。妻に逃げられたダメニート父を手伝う健気な小学生女子の細腕繁盛記、そして切なく淡い恋模様。

    スッキリとしつつもキュートな絵柄。丁寧な心理描写、もどかしくも切ない展開。フラッパーは情感に訴える、いい作品が多いですな。

    最終巻である今巻は、特に切なくてよかった。この作者は出会いと、そして別れをしっかり描いてくれています。ちゃんとした「別れ」のシーンがあるかないか、個人的には重要だと思います。


    あと常々将来は古本屋をやりたい、と書いていますが、その片隅にはちょいグロちょいオサレ系の文具コーナーを作りたいな、とも思っておりました。
    今作の文具店は、そんなオサーンの小さな夢を具現化したような素敵なお店でもあります。いい作品でした。


    ・あさのゆきこ「夕焼けロケットペンシル」1〜3巻読了。

  • 小学生女子が店番をする文具店を中心とした人と人の関わりの話。

    現実的な話、文房具の小売店で生計を立てるのは、今時難しかろうなあ、とはおもう。
    まあ、多分家賃払わなくて良ければ、暮らしていくぐらいはできるだろうけど、きっちり現金収入を得ていくのは、多分なかなか大変。
    実際、通販は安くて便利すぎて。
    小中学生の財布を当てに、というのも難しかろうし。

    まあでも、必要な文のお金を底で稼がねば、というプレッシャーが強くなければ、お店屋さんも楽しいよね。
    わりと、そういう話で。

    最後に、年上の漫画家よりは、同い年の少年の方がやはり似合いだと、思うよな。頑張ってる彼の方を、応援したい。

  • この人が描くキャラクターの喜怒哀楽の表情が好きだ。
    子供の視点や文房具屋という設定が読んでいて新鮮だった。
    見たことのない文房具の登場や紹介が面白かった。
    サッちゃんのモノローグや、やわらかい絵柄に心が温まる。つい読んでしまい、ふとした瞬間に心を動かされる。

  • サトミが大人の関係を妬みつつお店も守っていくという少女の成長と、それに対する周りの大人のがんばりや気遣いが暖かい作品でした。

  • 良いお話でした。ほんとに。

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著者プロフィール

■あさのゆきこ・・・・・・温かなタッチと人間味あふれるキャラクターが特徴の注目作家。代表作:「夕焼けロケットペンシル」(メディアファクトリー)、「閃光少女」(メディアファクトリー)、「オトナのいろは」(芳文社)

「2020年 『はんなりギロリの頼子さん ⑦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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