正捕手の篠原さん (MF文庫 J せ 1-1)

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  • メディアファクトリー
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840142632

作品紹介・あらすじ

「青春の日々は短い。どれだけ短いかというと、文庫本で2ページぐらいだね。」明神学園2年生の篠原守は野球バカの優等生。今日も今日とて、仲間たちと一緒に青春の汗を流しながら栄光の甲子園を目指す…ということはなく、お嬢様マネージャー・深見月夜にイタズラされ、全然野球をしらない顧問の涼子先生をからかったり、突然、妹の篠原杏が選手志望で入部してきたり、エース投手の綾坂真琴が、実は女の子だったり(!?)と、あまり野球ができない日々を過ごしているのだった…。第7回新人賞"審査員特別賞"受賞、史上初(!?)2ページ青春ショート!全95話収録。

感想・レビュー・書評

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  • 全3巻で幕引き。試合がどうなるのか気になる。
    深見の性格に、綾坂の身体だったら最強。
    深見のイタズラにかける思いに、ドキドキする。

  • 2ページで一つのオチがついてるギャグ作品でサクサク読めます

  •  見開き2ページに1エピソードというショートショート形式で描く野球部の日常。4コマ漫画みたいなライトノベル。このフォーマットは大発明な気がするぞ。あちこちで流行りそう。日常ラブコメとか、こっちのほうが色々できてよいのじゃないかしら。

     更に進化すると、まおゆうみたいに会話オンリーの、ショートコントの台本みたいな形式になっていくのかな。

     男装投手の綾坂くんが可愛い。

  • 一応高校の野球部の話ですが、野球そのものにはあまり深入りしていません。
    野球部の面々のやりとりを楽しむ事を軸としております。
    ショートショート形式・・・と言っても1話ごとに話が途切れてしまう訳では無く、
    ショートコントを見開きの2ページでネタを纏めて話を繋げております。
    ショートにしておく為の強い必要性は感じないものの、
    一話ごとに起承転結をつけ、1冊分積み上げるのは案外大変な事ではないかと思います。
    少女達の緩い日常を描いた4コマ漫画の作品が最近は盛んですが、
    それらの多くは案外ぼんやりとし過ぎて笑いを誘うほどでもないと感じていたので、
    文章の形で試みた本作品は存外楽しめました。
    それぞれのキャラも線引きは出来ていると思いますし。
    嫌いではない作品ですね。

    続編も決まっているようですが、そこで同様の形式を取るのかは難しい所ですね。
    ネタが続くかなと。。

  • まさに怪作。もしくは珍作⁉見開き2ページのショートショートの積み重ねで一冊を構成するって…。ガガガ文庫に、同様の形式の先行作品があるそうだが、こちらはいよいよ極限まで短くした感じである。かつて英国だかのグラインドコアバンドが、1曲1分かそこらの曲を30曲くらい入れたアルバム、なんてのをやってたが、その類か?
    …なんて思ってたが、読んでいて気付いた。これは、萌え四コマの活字化なのだ、と。殆ど会話だけの「生徒会の一存」にもびっくりしたものだが、更に上、というか斜め上である。空気系的想像力もここまで来たか…もしくは原点回帰と言えなくもないかな(^_^;)
    そういえば最近のMF文庫Jってこの辺の想像力に結構敏感な気がする。自分が読んだものでは、「豚は飛んでもただの豚?」「あおはるっ!」が当てはまるかと。ただのラブコメ専門レーベル、という認識は改めねば(笑)。
    一発ネタかと思いきや、2巻目も出ていたΣ(゚д゚lll)

  • 正捕手の篠原さんと投手の綾坂くんを取り巻くなんやらかんやらを連続SS形式で書き連ねた作品なんですが、個々のSSの練度という点では今ひとつオチてないのでわざわざこの形式でやる必要があったのか若干疑問。
    キャラ数が多い分SSで沢山の話を出して個々のキャラにスポットを当てようということだったのかもしれないのだが、終わってみたら篠原、綾坂、深見、妹以外のキャラは必要だったのか若干疑問な程度にしか印象に残っていない。
    サクサク読めるのはよかったんだけど、続きが出たからと言って買うかと言われると、二の足を踏むかなぁと。

  • 思ったよりも野球やってるし、こういう形式もキライじゃない。ふつうにおもしろかった

  • 『GJ部』同様、むしろそれ以上に(?)4コマ系。あちらは4ページ一括りだけどこっちは2ページが1エピソード。キャラも個性があり非常に軽く読めます。鈴鹿クンが男の娘でしたと言われても異論はない。ギャルゲ将棋やってみたい。コメディ的面白さはもちろん、ちゃんとラブもありそうで。次も期待。

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