俺が主人公じゃなかった頃の話をする Part1 (MF文庫J)
- メディアファクトリー (2013年6月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840152358
作品紹介・あらすじ
俺は三柴直道。この物語の"主人公"-では、ない。と思う。ラブレター事件(初めて貰った)をきっかけに幼馴染みの一条ありすが魔術師だと発覚した!さらに突然妹が甘えてきたり、学校一の美少女に迫られたり。モテ期か。ありす、スズ、麻乃。各々が俺の"真の姿"を語る。でも三人が言う真実ってのは互いに全部、矛盾してるんだ。俺はそんなスゲー特別な主人公みたいな奴じゃない。「俺は普通の男子高校生だ。彼女いない歴=年齢の童貞男子だ。悪いか!」「そんなふうに思っているのはあなただけ」「記憶のないうちに経験していたと言うのか!」かくして俺は『日常系』を踏みはずす。超・日常系学園ファンタジー!
感想・レビュー・書評
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「おばさまにも頼まれてるんだから!」
そんな理由付けで毎朝起こしに来る幼なじみ.
突然現れた,記憶に無い妹.
子供の頃に結婚の約束をした女の子は
学校で誰もが憬れる先輩だった.
と,ここまではお約束満載な展開.
で,なんだかんだで主人公君の隠された力が覚醒して
って思うじゃん?
俺もそう思ったもん.
覚醒しません.
颯爽登場して事件を解決もしません.
なので,きっと主人公は別にいるんだ.
と思おうとしている少年の話.
「主人公じゃなかった頃の話」って事なので
将来的に主人公に成れるんでしょうかね?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
うーん、なんだかいまいち。推理小説的な面白さを期待していたのだが、ハーレムばりにラブコメってるだけ。ヒロイン3人は何がそんなにいいのか分からない主人公に積極的にアプローチする。眉目秀麗、明るく元気で友達も多い幼なじみのありす、家事万能でつるぺたな可愛い妹のスズ、美人でファンクラブもあり直球で子作りしましょうと言う許婚の細雪麻乃と、人気の出そうなヒロインを集めましたって感じだ。ありすが幼なじみとしてあざといのがなんとも言えない。
あらすじにあるような「証言」なんて立派なものじゃない。ただ状況に翻弄されているだけ。