クリス・クロス 混沌の魔王 (電撃文庫 た 5-3)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840205665

感想・レビュー・書評

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  • 中学時代に初めて表紙買いした本。
    何度も何度も読み返した思い入れのある一冊です。この本と出会ったがために、中学・高校の図書室では電撃文庫の本をひたすら借りて読みました。

    没入型のVRゲームが題材ですがオンラインゲームではなく、大型の筐体に大量のカプセルをつなぐ形です。万博での公開に先がけて作品世界初のVR技術を体験すべく、プレイヤーはカプセル内に横たわりゲームをします。
    ゲーム開始時点で、プレイヤーは既にダンジョン地下一階のどこかにいます。最深部である地下五階、その先で待つ魔王を誰かが倒せばゲーム終了。徘徊する敵は強く、他のプレイヤーを探してパーティーを組まなければ先へ進むことは困難でしょう。
    主人公が選択した職業は盗賊です。能力は戦闘向きではありませんが、優れた知覚力と敏捷性、「地図」「罠感知」といった技能を持っています。

    文庫本一冊で完結する物語なので、設定の把握は難しくありません。登場人物のキャラクターも分かりやすく、それでいて魅力的です。

  • バーチャルゲームでの死が現実の死と結びつくという設定の、ソードアートオンライン(SAO)の遥か昔に発表された作品。

    中学生の時に読んでワクワクしたのを覚えていて、もう一度読みたくなった。

    1994年(文庫は1997年)の作品なので、キャラクターなどに少し古さを感じるところはある。
    また、今のライトノベルほど巻数が多い時代ではなかったので、内容の濃さに対して展開がやや駆け足に感じるところもある。

    でも、RPG定番の魔法や装備、モンスターはワクワクするし、戦闘描写も悪くない。
    今でいうチート要素の使いどころも上手く、ただ万能なわけではなくて、チートを制御できている。

    SAOは本作を上手く広げた作品ではあるが、黒幕の存在とか結構そのままな感じだ。
    現実というものに目を向けさせている点で、本作の方がやや深さはあるかもしれない。

  • タイムリープを読んだのでこちらも再読 ダンジョンのゲーム系の設定もよく練られていて テンポ良くサクッと読み終わった 自分的には最後が少しモヤっと 締めの文章はセンスがあって良かった

  • 2/10.
    SAOは盗作だな。

  • 期待しすぎてしまった。1994年に「電撃ゲーム小説大賞」の第1回で金賞(大賞ー金賞ー銀賞)を獲った作品。若い。そしてラストは面白くないが「混沌」を狙ったのだろうか。

  • オチでモヤっとしたものの、本作で描きたかったものを想像すると、ああなるほどといった塩梅。しかしこういった考えオチをデビュー作に持ってくるのは凄いなぁ。

    設定云々については2015年現代初読の私のは評価の難しい所ではありますなぁ。

  • .hack、SAO、ログホラなどVRPGシリーズの源泉。

  • 岡嶋二人の「クラインの壺」からの流れで読んでみた。
    リアルの世界とバーチャルの世界のごちゃまぜ感を楽しむということでは同じジャンルの作品になるだろう。
    「クリス・クロス」は「クラインの壺」に比べると浅く感じた。
    書かれている世界は浅いし、言葉は薄いし。

    前半のもろにゲームの世界は読むのが苦痛だったが、中盤以降は少し楽しめた。

  • これすごく好きだったなー
    ボロッボロになるまで読んだの思い出すわ

  • 仮想世界で行われるデスゲームの話。
    今でこそありふれた設定ではありますが、1999年にこれを書きあげた作者さん凄すぎです。

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著者プロフィール

1967年生まれ。静岡県出身。第1回電撃ゲーム小説大賞《金賞》受賞作『クリス・クロス』(単行本・メディアワークス刊)で作家デビュー。代表作に、実写映画化もされた『タイム・リープ あしたはきのう』(単行本/電撃文庫・アスキー・メディアワークス刊)がある。

「2022年 『新装版 タイム・リープ〈下〉 あしたはきのう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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