吸血鬼のおしごと The Style of Vampires (電撃文庫 す 5-1)
- メディアワークス (2002年4月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840220729
作品紹介・あらすじ
湯ヶ先町に住む月島亮史は、夜間バイトで生活費を稼ぐ何の変哲もない青年にして、その正体は吸血鬼。使い魔の猫・ツキと共に、それなりに平穏な毎日を送っていた。そこに突然現われた幽霊少女・雪村舞、そしてシスターのレレナ。居候同然に月島家に住みついてしまった二人の少女は、亮史を数々の騒動に巻きこんでしまう。さらに正体不明の化け物"蜘蛛"なるモノも現われて…。第8回電撃ゲーム小説大賞選考委員奨励賞受賞作。魅力的なキャラクター達が大活躍!期待の新人・鈴木鈴が贈るファンタジック・コメディ。
感想・レビュー・書評
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現代の日本で人間に身をやつして暮らしている吸血鬼・月島亮史と、その使い魔のネコ・ツキのもとに、2人の女の子が身を寄せてくるというストーリー。
一人はシスター見習いのレレナ。彼女は、闇を祓い魔を退ける聖戦士・クルセイダルの使命を引き受けて、日本にやってきました。みずから穢れの中に身を投じて人びとを守るクルセイダルは、自分が守るべき人びとからの迫害も辞さない覚悟を要求されます。じつはクルセイダルというのは、ガゼット大司教が彼女に吹き込んだハッタリだったのですが、「嘘から出た真」で、日本にきたレレナは聖職者でありながら吸血鬼の穢れた血を半分受けてしまうことになります。
もう一人は雪村舞。彼女は偶然、亮史を追ってきた「亡者」によって殺されてしまい、幽霊の姿で亮史の前に現われます。子どものときから家族に邪険に扱われてきた彼女は、幽霊になっても帰る「家」を持たず、亮史の家に居つくことになります。
ストーリーそのものは悪くないのですが、展開の遅さが気になります。ヒロインが何度も迷子になって少々イライラします。まあライトノベルの第1巻はこのくらいのペースでも悪くないかもしれませんが。もう少し疾走感のある文章と展開の方が、物語の雰囲気に合っているように思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
思ったよりも面白かった。キャラが多いのによくまとめていると思う。
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全7巻+おまけ1巻。古びた洋館に住む吸血鬼の青年が主人公の物語。ひょんなことから同居することになった少女の幽霊とシスター。長い時を生きた『吸血鬼』が少女の幽霊とシスターという『人間』と同じ時間を過ごす中で何を思い、影響を受け、与えるのか。コメディな部分は少なめで物語後半はシリアスばかりになるため軽めのノリを求めて読むには向かないか。物語が進むにつれて変わる吸血鬼の青年の心情、その変化から生まれた結末が未だに心に残る物語です。
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それ持って帰ってきてどうするの…?
いつかきっと、思い出す時が来るだろう。
その時のことを、その瞬間のことを、その時、どうなるのだろう。
それを、その時使うの?
でもそれは…。
どうするの? -
長編7巻
短編1巻
続編『吸血鬼のひめごと』 -
現代に生きる吸血鬼と、シスターのお話です。
湯ヶ先町に住む月島亮史は、夜間バイトで生活費を稼ぐ何の変哲もない青年にして、その正体は吸血鬼。使い魔の猫・ツキと共に、それなりに平穏な毎日を送っていた。そこに突然現われた幽霊少女・雪村舞、そしてシスターのレレナ。居候同然に月島家に住みついてしまった二人の少女は、亮史を数々の騒動に巻きこんでしまう。さらに正体不明の化け物“蜘蛛”なるモノも現われて…(紹介より)
吸血鬼なので昼は出歩けないから日雇いの夜間バイト、そして日のあるうちは役所にはいけない、夜もやってるコンビニは便利だとか、注意人物になってはいけないから人の血は吸わずに輸血パックの血を啜る・・・等、昔は大層な吸血鬼だったのにこんな情けなくなった主人を見てガックリする使い魔の猫や、幽霊、シスター等がでてきます。
最初のほうはコメディですが後半巻はコメディよりバトル、グロと作風の変わり様に驚きました。面白いです。
続き物に「吸血鬼のひめごと」があります。 -
全7巻読破
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友人に借りて、1巻だけ読んだ。
私向けではなかったなぁ。 -
<内容>
湯ヶ崎町に住む吸血鬼、月島亮史は平穏な毎日を送っていたが、突然現れた幽霊・雪村舞とシスターのレレナによって数々の騒動に巻き込まれる…
第8回電撃ゲーム小説大賞<選考委員奨励賞>受賞作
<感想>
設定はそんな特殊じゃなくて……まぁ、元からの吸血鬼が主人だとか、そういうのは月姫とかにもある設定だし。
でも、文章がうまいなぁ。
舞の登場シーンが少し意味不明なところがあったけど……
伏線……てかキャラ設定に入るのかこれは。がちゃんとしてる。まぁ意外性というよりは繋ぎに出てくるのかな。
舞と猫とかね〜
まぁ、これ書いてる時点で2巻と3巻読み終わってるから言えるけど、ストーリーの進行で意外性なんて皆無。
ここらへんやるかな〜ってのが伏線から分かる範囲で書いてきてるからね。
でも、なんかいいんだよ。
つまり、伏線によって構成が綺麗になってるのかな、と。
だめだ。説明できねぇ
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吸血鬼というワードにひかれて購入。
割りと好きvv