- Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840223928
作品紹介・あらすじ
ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ〜。謎の擬音と共に、草壁桜くん(中学二年)の家に突然やってきた一人の天使。その娘の名前は、撲殺天使ドクロちゃん!?いつのまにか桜くんちに居候しはじめたドクロちゃんは、桜くんを(いろんな意味で)誘惑しはじめて…!「電撃hp」誌上では、予想外の大人気!編集部も困惑した話題の作品、ついに文庫デビュー。
感想・レビュー・書評
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中学2年生の少年・草壁桜と、彼の家に居候している天使のドクロちゃんの物語です。
ロリコンの桜くんが将来、不老不死の薬を発明して、世界中の女性の外見年齢を12歳の姿のままに止めてしまうことを知った「天使による神域戒厳会議」(ルルティエ)は、彼を地上から抹殺するために天使のサバトちゃんを送り出します。しかし、ルルティエの命令に背いて、桜くんを殺さずに未来を変えようと決意したドクロちゃんと相棒の変態天使ザンスは、サバトちゃんの襲撃から桜くんを守ろうとします。これに対してルルティエは、命令に背いたドクロちゃんを連れ戻すために、ドクロちゃんの妹のザクロちゃんを派遣することになります。
というストーリーなのですが、ドクロちゃんたちの突拍子もない言動に桜くんが振り回されたり、エロ・ハプニング→魔法の鋼鉄バット「エスカリボルグ」で撲殺→「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴー♪」で蘇生、という定番がくり返されるギャグ小説になっています。何も考えないで笑いたいときに読む本です。
この時代にすでにライトノベルはここまで来ていたのか、と驚かされました。リアル・タイムで読んでいたらハマったかもしれません。奥付を見ると本書が刊行されたのは2003年6月で、これは谷川流の『涼宮ハルヒの憂鬱』(角川スニーカー文庫)と同時期に当たります。ちなみに、タガの外れっぷりで本書に匹敵する作品を見てみると、井上堅二の『バカとテストと召喚獣』(ファミ通文庫)が2007年刊行、葵せきなの『生徒会の一存』(富士見ファンタジア文庫)が2008年刊行となっています。あまり詳しくは知らないのですが、本書刊行当時はまだ、ファンタジー色の強い作品がライトノベルの主流だったのではないでしょうか。そんな中に本書が投げ込まれたのだから、当時の読者に与えたインパクトは相当のものだっただろうと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ライトノベル四極の一つ(らしい)。
衝撃というか笑劇というか。
暴力(血しぶき)とエロ(色々と)とあとはノリ(あげつらい、パロディ含む)。
間違いなく傑作。
ライトノベルはとりあえずこれ読んでおけばいい(間違ってる)。 -
撲殺天使ドクロちゃん (電撃文庫)
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ライトノベル
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かつてアニメを見ていたものを、一応結末まで見ておくかということで読み始めた。一言でいうと「中高生向け」。ケータイ小説を読んでいるような感覚になる。
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高一の頃初版で読んだのも、もう10年以上前…
括弧や擬音の使い方がラノベっぽい。
「ぴぴる」で話を終えるのは、話投げてるよなぁ、と。
どうしてもテンポあっての作品なので、
じっくり読む人・繰り返し読む人には向かない。 -
ぴぴるぴ~♪
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すげぇなドクロちゃん……
文書がなかなかにとっ散らかっていた気がするけど、わりと面白くて笑ってしまった。勢いはある。アニメ向きな作品なのかもしれない、スプラッタなシーン多いけど。この手の作品にしては主人公が全然羨ましくないというね。痛くないのかな…あれ -
初めて買ったライトノベル。