ひかりのまち: nerim’s note (電撃文庫 は 6-1)
- メディアワークス (2005年2月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840229180
作品紹介・あらすじ
険しい山々に閉ざされた街パラクタに、夜だけが続く日黒期がやってきてひと月。高等部に通うネリムは、この日黒期という現象と、六年前の「森の神隠し事件」による兄の失踪に疑問を感じていた。学校の保健室で新しい医務員のディネに出会ったネリムは、彼女に自分が疑問に思っている『本当のこと』を仄めかされる。彼女は何か知っている-ネリムは確信した。徐々にディネに惹かれていくネリムは、彼女と一緒に六年前の事件に関する資料を探し始めた。『本当のこと』を知るために-。日黒期の謎、兄の失踪、ディネとの関係、様々な事件が巧妙に絡んでいく新感覚ファンタジー。
感想・レビュー・書評
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前半の街の雰囲気とか、好きです。
が、後半性急すぎ?
全体は面白かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
きゃっきゃしてないラノベ。
伏線の効果も出ており、前から中盤までがおもしろかった。残念なことに、後半は無理な展開・ご都合主義的な雰囲気が否めない。
雰囲気のある世界観。
ただ、次作を読みたいかと言われれば、そんなことはない。 -
10年ぶりに再読。光を失った街と、思春期の少年と大人のオネエサンとのセックス、陰謀、そして旅立ちなどなど、個人的にはかなり好きなタイプの物語ではあるのだけど、この年齢になってから読むとちょっとご都合主義が目立ったり、もう少し物語としての厚みが欲しいなぁと思ったり。でもなんとなく、やはりこういうライトノベルをたまに読むと「やっぱりいいなぁ」と感じ入る自分がいたりするのも、また楽しい発見なのです。
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ファンタジー/ちょっとミステリー/政治
数年ぶりの再読。
閉鎖された都市。夜だけが続く日黒期。神隠し事件。
とにかく雰囲気が好き。 -
百年に一度、24日真っ暗な日が続く街。
そこはふたつの党が対立するだけの、普通の街。
兄と、とある事件で分かれてしまった弟は
その暗い街の中、学校に遅れないよう走っていく。
ちょっとファンタジーと現実がまざったような?
ちょっと出てきた生き物が特殊だ、という以外
何かの特殊能力があるわけでもなく、ごく普通。
とか思っていたら、後半から、それはもう前振りなく
不思議パワー全開! みたいな。
そもそもお兄ちゃんがヤンデレ? かと思いきや
そこもまた微妙…。
いや、それを言うなら弟の『友人』でしょうか?
皆様自分の欲望のために頑張りました、という感じ。
最後の不思議パワーの事もありますが
え…え?! という終わり方。
そこまでがかなり淡々としていたため
なんかこう…しっくりこない終わりでした。 -
街の雰囲気は楽しめた。
ストーリーはご都合主義・・・というか
人や出来事すべてにフラグを持たせすぎていてちょっとげんなり。 -
文章がうまい。
起承転結もちゃんとある。
キャラもたってる。
だけど、おもしろくなかった。 -
少ししか出てきてないけど、お兄さんが好きだ。
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この作品は私が初めて買ったラノベ、だと思う。
ずっと読まずに妹の本棚にぶちこまれていたので、何年かぶりに読んでみたいと思います。
電撃大賞<金賞>というところから買ったんだと思うが。
今のところ、風邪のせいか物語がぜんぜん頭に入ってこないので、とりあえず「読み途中」 -
久しぶりに読むとなかなか楽しめました。
さらっとすっきりよみやすい暗い町の話です。