シリアスレイジ (電撃文庫 し 11-1)

著者 :
  • メディアワークス
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本棚登録 : 96
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840230193

作品紹介・あらすじ

疫学史上最悪のウィルスが蔓延し、自然環境が一変した世界。17歳の守屋篤志は、変異した環境の調査やサンプルの採取を行う「変異種採集者」を目指す一人だ。実習に参加するも、周りはエリート気取りの嫌味な奴らばかり。だが、学園の人気者、神崎財閥の令嬢・栞は篤志の隠された実力を見抜き好意を抱く。そんな中、予期せぬ事態が発生する。監督官の変異種採集者たちが突如決起、実習生を人質にし犯行声明を発表したのだ。一人逃れた篤志は考える。進むべきか、退くべきか。相手は戦闘・サバイバルのエキスパート…。栞たちのために、篤志は孤独な戦いに身を投じるのだが。

感想・レビュー・書評

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  • 変異した生物を採集するハンターを目指す学生少年主人公と、テロリストの対決を描いたお話。
    普段は、読むのが楽だからという理由でMF文庫的な頭の悪い萌え萌え美少女ライトノベルばっかり読んでいる俺なんだけど、たまに電撃文庫系のこうしたいかにも少年漫画チックなストロングスタイルのライトノベルを読むと、やっぱり面白いのかなと思う。
    結構楽しめたし面白かったと思うんだけど、文章的にいまいち引っかかるところが散見される、必要以上に人物名が多い、設定がうるさい割には変異生物なんかの出番が少ない点などを考慮して星4つ。
    そのあたりは、続巻に期待したい。

    同じようなジャンルで考えると佐島勤の「魔法科高校の劣等生」を連想した。

    ・俺Tueee!主人公の存在
    ・優等生と劣等生の対立
    ・ハンター(魔法師)の社会的地位向上を訴える

    とかそのあたりが共通点かな。
    ただ、魔法科高校の劣等生の主人公、司波達也は絶対無敵完全無欠の超人主人公様だが、このシリアスレイジの主人公、守屋篤志はそこまで無敵ってわけでもない。
    チート能力持ちだが、お飾り程度の「能力限界」は設定されている。
    といっても、基本的に徹頭徹尾、ご都合主義で、「こんなこともあろうかと用意しておいた」「後一回くらいは能力がつかえるはず」などかなりやりたい放題になっている。

    評価的には100点満点とは言いがたいけど、この手の少年主人公がしっかりがんばり活躍する話はやっぱり隙なんで、続巻に期待したい。
    変異生物の扱い次第では、評価がもっと伸びるかもしれない。

  • 世界観が面白かった。
    三角関係もラノベらしくていいかなと。
    今回だけで見れば良いのですが、戦闘がちょっと地味でした。
    この調子で続くとなると辛いと思うので、そこに注目しながらもう少し読んでみるつもり。

  • 早いですね。
    組織が腐ってしまうのにそんなに時間は必要ないというのは分かるんだけど、いろいろ組織や資格の形式を整えるのに、そんな数年でできるのかなと思ったりしました。
    学校の制度がかなり整っていたみたいですから。

    それはそれとして。
    特異な能力を取得した人間が、主人公しかないというのは変な話じゃないでしょうか。
    いわゆる敵方にも、そんな人間がいたっておかしくない。
    昆虫のみならず動物もそれを持っているのに、人間では主人公しかそれを持っていないというのは、都合の良すぎる話だと思ったりしました。

  • 未読。所有。

  • 設定は面白いし、なかなか凝ってるって思ったけれどちょっぴりご都合主義が目立つ節も。ヒロインは一人に絞った方が男らしくていいかなぁと言う感じが。思うに……令嬢を出すならもう独りの彼女はいらないような……そんな気もしたのです。ちょっと不完全燃焼気味? 電撃小説大賞選考委員会奨励賞受賞作。

  • 近未来が舞台の主人公の篤ことしーくんが「一人軍隊を作ろう」
    の如く捕らえられてしまった研修生を助けていくというストーリー。
    終わりのクロニクルを読めれば読めます!

  • 一言。すまん、まともに話覚えてねぇ(ぉ)<BR>
    <BR>
    とりあえず通して読んだのだが、あまり強烈に印象に残るシーンやキャラが無く、どうも全体的に印象が薄いというのが正直な感想だ。<BR>
    話の流れは、よく組んであり読みやすく展開の進め方も上手いなと思う。<BR>
    だから安心して読める、と言えるのだが、個人的に戦闘シーンはもっと派手に展開してほしかった。<BR>
    <BR>
    話も戦闘もキャラも、なんだか平均的で、上手くまとまり過ぎている感じなのか。<BR>
    どこか一つ、ぶっ飛んでたらすごく面白かったと思うだけに、ちょと残念。

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