水晶宮殿: nerim’s note3 (電撃文庫 は 6-3)
- メディアワークス (2006年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840232739
作品紹介・あらすじ
「日黒期」という暗闇だけが続く現象の真相を知り、母親の家系ヤドラ一族と軍の謎を追うため、辺境の街を出たネリム。他国に隠れ潜む王家が全ての鍵を握っているという情報を掴んだネリムは、王家の城に赴いた。一見、豪華絢爛に見えて、どこか不審な感じを受ける城。早く謎を知りたいネリムだが、城内では決まって悪夢ばかりを見てしまう。「あなたは誰を支配したいの?誰を邪魔だと思ってる?誰を殺したい?誰を手に入れたい?もっと確かに願うのよ。もっともっと-」そして、なぜか他人のフリをするディネと遭遇して-。第11回電撃小説大賞"金賞"受賞者が贈る、ネリムシリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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『ガトリング・メロディ』の続編。およそ10年ぶりに再読。今度はまた前作と変わってダークファンタジーな雰囲気。いよいよ物語も佳境に入り、ヤドラ人にまつわる謎が明かされようとしてきたところではあるが、残念ながらこのシリーズは本作でぷっつりと切れてしまっていて、いまだに続編が出ていない。人気もなかったようなので、どうやらここで切られてしまったようだ。完結しないまま終わってしまった作品ほど物悲しいものはない。文章や構成は稚拙ではあるが、個人的には嫌いじゃないんだ。
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非常に気になる終わり方。
続編が2010年6月時点でまだ出てないので、これから読みたい人は4が出てから読んだほうがいいと思う。 -
ギュマの憎悪が怖い…!
にしても4巻、でないかなぁ…もったいない…。 -
ネリム'sノート第三巻。<br>
今作はちょっと政治、というより皇族関連っぽい話?<br>
相変わらずの長谷川調作品であろう。<br>
扇情的なシーンあり&世界が少し狭くなった感が読んでいて感じられた。<br>
面白さ的には普通に楽しめる範囲だが、文学作品としては少し行き詰まってきたか。