- Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840238502
作品紹介・あらすじ
ついに現れる"魔術師の大敵"第三室長フィラメル・スピノーヴァ。彼もクロウリーの影を追い事件へと介入していく。スピノーヴァに底知れぬ脅威を感じた周は、事件を自分が望む形へ解決しようと動く。かくして、いかに相手より早く真相に到達するか、二人の緊迫の攻防が始まった。捜査側を嘲笑うかのように、次々と置かれていく犯行声明。迷宮化していく犯人像、その動機。犯人は本当にクロウリーなのか!?その真相に到達したとき、魔術師の"最後"の物語は始まる。トリックスターズシリーズ、ついに完結。
感想・レビュー・書評
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読書録「トリックスターズC PART2」3
著者 久住四季
イラスト 甘塩コメコ
出版 電撃文庫
p41より引用
“ どういう意味か訝ると、いみなちゃんは
すぐ後ろに並んでいた客に一度この場所を離
れる旨を伝えた。前後の事情など一切わから
ないだろうに、いみなちゃんが両手を合わせ
たお祈りのポーズを取ると、それだけで相手
はすべてを承知したとばかりに、同じお祈り
のポーズを返してきた。”
体系化された学問としての魔術が存在する
世界を舞台に、確認されている数少ない魔術
師の周囲で起こる事件を描く、長編ミステリ
ライトノベル。シリーズ第五弾後編、第一部
完結。
学園祭の成功に不可欠なものが奪われ、解
決のために尽力する主人公・周たち。周の前
に現れた気味の悪い男・フィルと共に実行委
員会本部へ行くこととなり…。
上記の引用は、同じアーティストのライブ
を観るために並んでいた、ファン同士のやり
取り。
こういう良い関係を築ける同行の士というも
のは、貴重な存在ですね。同じ物事が好きで
あっても、諍いになることも多いようですか
ら。
佐杏冴奈編完結とのこと。続編も出ている
ようなので、ここまで読まれた人ならば、続
きを読まずにはいられないでしょう。
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早く続きが読みたくてしょうがない。
もうやらないのかな?
最後には必ずどんでん返しがあると期待していても驚かされる。
本当にすごい作品。 -
全巻から見ると、やっと主人公がまともにストーリーに関わってきた。というイメージです。
相変わらずの推理展開は、今までのトリックスターズシリーズを読んできた方なら納得のものなのかな、と。
それぞれ密やかに衝撃の事実を公開していく今作は、少し切なくなる終わり方をしたような気もします。
ぜひ続きが読みたいところなのですが......いつ発売されるのでしょうか。 -
C2
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【借り物】読了。
一区切り。 シリーズ通しての印象だが、最後はどんでん返し。
というのが定型化してしまい、なんか途中の部分を斜め読みしてしまった。
まぁ、面白く読めたからいいんだけど -
ついに現れる“魔術師の大敵”第三室長フィラメル・スピノーヴァ。彼もクロウリーの影を追い事件へと介入していく。スピノーヴァに底知れぬ脅威を感じた周は、事件を自分が望む形へ解決しようと動く。かくして、いかに相手より早く真相に到達するか、二人の緊迫の攻防が始まった。捜査側を嘲うかのように、次々と置かれていく犯行声明。迷宮化していく犯人像、その動機。犯人は本当にクロウリーなのか!?その真相に到達したとき、魔術師の“最後”の物語は始まる。
トリックスターズシリーズ、ついに完結。
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07.5.12