レジンキャストミルク7 (電撃文庫 ふ 7-13)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840238823

作品紹介・あらすじ

全ての"虚軸"を消滅させて世界の統合を図ろうとする城島樹。その計画の核となった城島鏡と無限回廊。家族が偽物だったのか、それとも偽物は晶自身なのか。心が揺らぐ中、それでも彼らの企みを阻止するため、連れ去られた芹菜を奪還するため、晶と硝子は反撃を開始する。しかし、晶の存在を憎悪する無限回廊もまた、既に次の一手を打っていた。無限回廊の許へと攻め込む晶と硝子。ふたりの留守をつき学校を襲う、新たな敵。それを迎え撃つ蜜や殊子たち-。思惑と策略が交差する戦い、その先に待ち受けるものは…!?完結へ向け、いよいよクライマックス。

感想・レビュー・書評

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  •  殊子せんぱーいっ!!!!!
     レジミルは毎度エピローグから始まる構成ですが、最後まで読んで、もう一度最初へ戻ったとき、どうしようもなくやるせない気持ちになった。
     虚軸の消滅。本来世界にあるべきではない存在が消えるということは、世界が正しさを取り戻すということ。
     「これから覚えてください」という硝子の姫へのセリフがとても胸に刺さりました。

     そして、再登場の鴛野在亜。
     弱者だからこそ大きな願望を持つし、願望に溺れやすいんだろう。
     多くの人間は、向きは違えど彼女のような弱者であって、そういう意味では、彼女はそんな大多数の代表として、虚軸に狂わされていく、陰の主人公なんだろうな。

     もう一つの見どころは、蜜のアンダーゲート開放(本気モード)
     物理攻撃専門の普段とはある種真逆の力。一つの出自からまったく違う方向性へ発想を向けられるのかと驚きました。
     だからって硝子のアンダーゲート開放といい、伴う犠牲がやっぱり大きすぎやしないか。

  • 殊子さんんんnな巻でした。

  • 9784840238823 305p 2007・6・25 初版

  • 7巻です。

  • 未読。

  • 最初から最後まで心を揺さぶられました。
    最初は無限回廊の晶への執着の醜さ。
    あんなの逆恨みです。
    そして晶の育んできた絆の美しさ。
    そして最後の衝撃の出来事。
    物語の中での出来事なのに本当に悲しく思いました。
    確かに藤原祐さんご本人が仰る様に、
    著者の思い入れの介入を感じました。
    それは「ルナティック・ムーン」の時とは違いますけれど、
    此れは此れで良いのではないかなと個人的に思います。
    どちらも其々の良い所がある様に思います。

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著者プロフィール

電撃文庫『ルナティック・ムーン』にてデビュー。他著書に『レジンキャストミルク』『鮮血のエルフ』など。独特の文体とハードでシリアスな作風でコアなファンを持つ。

「2017年 『ファイナルファンタジーXIV きみの傷とぼくらの絆 ~ON(THE NOVEL)LINE~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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