シゴフミ 3: Stories of Last Letter (電撃文庫 あ 17-7)

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  • メディアワークス
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840240659

作品紹介・あらすじ

鍔付き帽子を目深にかぶり、不思議な喋る杖を手にした少女-文伽は、黒い切手の貼られた手紙を手にして現れる。「私は単なる郵便配達員よ。あなたに手紙を届けにきたの」でも、単なる郵便配達員にしては特異すぎる感がある。なぜなら彼女が届けるのは"死後文"。それは、死者が綴った手紙なのだから。文伽は今日も、死者の"想い"を届けに、世界を望み、巡り、回る-。人に許された、最後の奇跡の物語。第三集登場。

感想・レビュー・書評

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  • 第1話は、川島慶介(かわしま・けいすけ)という少年が、病床に臥したままの同じクラスの少女・上条蘭(かみじょう・らん)と文通をする話。

    第2話から第4話は、かつて勝負師だった安井照三郎(やすい・しょうざぶろう)のシゴフミが2通、彼の年の離れた友人である白川望(しらかわ・のぞむ)と倉橋唯華(くらはし・ゆいか)のもとに届けられる話。

    第5話は、戦場でシゴフミを届けている沙音(さおん)という郵便配達人の少女が、人びとの憎しみの連鎖をつないでいる自分の仕事に絶望する話。

    とくに第1話が、きれいなストーリーに仕上がっていて気に入っています。

  • 読み終わってみれば、なんだみんな死んでるじゃないか(褒め言葉
    予想付く人はいたかもしれませんが、最後の実はシゴフミでしたという件。
    非常にうまいって思いました。
    それとなぜ直接シゴフミを配達員がしないのか。
    渡せない理由がきちんとあって、泣いた理由も悲しいですね。
    ここでも雨が降ると。
    じーんとする言葉でした。

    病死の話は切ないですね。
    嘘つきだからこそ、この手紙も嘘ということ。
    騙されやすいという話と相まって、心に残ります。
    そして、輝けるものはいい話。
    お金以上に大切なものは何かありますかというテーマ。

  • 死者が書いた手紙「シゴフミ」を巡るお話の3巻目。
    個人的には「Rainy day」が好み。
    兵士や上官、婚約者それぞれの想いが記者によってまとめられ示される結末。
    今まではシゴフミによってもたらされたハッピーエンドばかりが目立っていただけに、心に残るエピソードになっている。
    重要そうな人物も出てきたし、次も気になるところ。

    そういえば、冒頭の「文歌」って何者?って思ったらアニメ版の主人公だったのね。
    しかもこれがアニメの原作ではなくて外伝だったとは知らなかった・・・。
    いつかアニメも見てみようと思う。

  • なんかよかった。

  •  この巻でおお泣きしました。嘘がキーワードだったかな。みーまーのせいかもねぇ、、

     一章『嘘とオーロラ』
     夜中一人泣いていました。遠目からみるときっとホラーでしょうねぇ
     すぐに嘘にひっかかって騙されやすい川島慶介。学園一の秀才といわれている前田誠二。川島をよくだます英輔にまんまとに騙されて学校に一度も登校したことのないボンボン、ナンバー・ゼロこと上条蘭の家にいくことに。家にはいるさいに友人に逃げられて一人で上条の家にはいることにる川島。ボンボンなんだからすごい嫌味なやつなんだろうなんて考えていたが、実際には解決策のない病気だった上条。初めてあったときに「それは嘘なんだろ」と疑ってしまった川島が後日あやまりにいき、上条の夢をきく。「わたし、オーロラがみたいの」と、、、、
     おお泣きしました。いやー、嘘っていいものだね。詳しくかくとネタバレしかねないので。実際に読んでみてくださいな。

     二、三、四章『輝けるもの』前編 中篇 後編
     この巻だけ分厚いのはこのはなしのせい。
     前編は頭のいい白川望と白川の幼馴染の倉橋唯華が、近所で有名だった安井昭三郎からのシゴフミにかいてあった「輝けるもの」の処分をするこになり、、、、
     中篇は倉橋と昭三郎が昔した賭けについてのはなしと前編で倉橋が黙っていたことをいう中篇。
     後編は倉橋が白川にだまて行動したことについて。
     前編がけっこう中心になってことがすすんでいるので、そんなにかくこともない。自分としてはおお泣きしたあとだったのでそんなにおもしろいとはおもいませんでした。けど倉橋さんがかわいっかた。うん。

     プロローグ 五章『Rainy day』
     プロローグは広義のライターがかたっている。五章の内容じたいをこのライターがかいていることになっている。
     五章のはなしは、戦場におもむいたあまちゃんの青年のはなし。戦争中に婚約者が死んでしまい、シゴフミが届き、、、、
     感想は、そうだね。入り込みずらかったかな。目線がなんともいえないところからだっんで、はい。

  • 自分は涙もろいんですが、泣きました。
    今回は泣ける1冊です。

  • 内容

    死者の最期の想いを届ける死後文ーー

    出席番号0番の不治の病の少女、長編・輝けるもの、戦場での死後文の話収録


    感想
    今回は素晴らしい。
    嘘とオーロラは最期の嘘が泣けるし、初の長編は中々に奥が深くて良かった。
    偽の真実をつかませた後の解答編はうまいし。。

    RainyDayは次のつなぎですかね。。

  • 借本。
    アニメを先にみてる分、なんかちょっと…
    調べてみたら、こちらが原作とはいう訳じゃない様子。
    次は、まだ読んでない1巻を借りれたら読む。

  • 文歌が怒ってるところがすごくおもろい。。
    読んでて笑えるよぉ

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