グループのちからを生かす―プロジェクトアドベンチャー入門 成長を支えるグループづくり
- みくに出版 (2005年11月10日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784840302579
感想・レビュー・書評
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もっと低学年は話して振り返り
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「理屈で考えなくたっていいじゃないか」
楽しさや面白さには不思議な力があり、壁を下げる有効な手段となる。
どうしたって教育の道具としてPAを使おうとする頭の堅さがつきまとってくる。けれども、もっと柔軟にいこう。 -
グループのちから
✅アドベンチャー教育って何?
✅ファシリテーションについて学びたい人
✅グループの力を最大限に活かしたい
✅体験学習について学びたい人
におすすめ
プロジェクトアドベンチャーについて
詳しく書かれています。
ファシリテーターの役割は生徒を服従させるのではなくグループの過程つくっていくための手助けの役割
プロジェクトアドベンチャーとは自分を守っている不必要な壁を下げることができるものだと思います。
人って信頼している人の言葉って聞きますよね。
その信頼の壁を高くしている人がいます。それを下げてあげればグループの関わりや個人での関わりが楽になります。
昔よりも遊ぶ時間、場所、コミュニティ作りが出来ません。そのせいか、昔は出来ていた信頼関係づくりは日常では、困難化しています。それは学級でやることが今必要なのではないでしょうか?
一人対一人は難しいかもしれません。でも、グループで行うことで自分が知らぬまに張っているバリア、壁みたいなものを下げられると
筆者はのべています。自分を守る壁は明らかに自分の成長を止めています。プライドとかね。
それをなくすのがプロジェクトアドベンチャーです。
プロジェクトアドベンチャーの最終目的はグループを育てるのではなく個人の変化を促すことを目的としています。
アドベンチャーのポイント
チャレンジバイチョイス
自分で選ぶ。挑戦するもしないも本人を尊重することが大切。快適な場所へまた戻ることができるから危険なチャレンジもできる。
フルバリュー
生徒の考えをグループのみんなに伝えやすくするもの、
プレイハード 一生懸命
プレイセーフ 安全
プレイフェア 公平に
ハブファン 楽しむ
この考えを示してから活動をする。
活動してからいろいろ出て来るので、その都度フルバリューを書き加えていく。
ビーイング、人の形を縁取って周りに自分が気をつける、達成したいことなどを書く方法もある。
体験学習のサイクル
体験→→振り返り→概念化、一般化→試験、適用
アクティビティをするにはこちらもグループの実態や段階を把握することが大切
グループの基準をら把握できる基準も紹介されていふ
目標設定も大切
目的と目標の違い
目的は最終地点
目標はその最終地点までのプロセス
このプロセスを細分化して具体的にすることで達成できます。
スマートという有名な目標設定も紹介されています。
自分の目標をもう一度見返してみてはどうか。
振り返りの重要性
振り返りの仕方や言葉かけが分かりやすく書かれています。
振り返りって毎回するものではない。
強要されるとグループはしんどくなる。
指導者も強要せずに必要な時だけ振り返りをしてみる。
アクティビティの種類
ウォームアップ
ディインヒビダイザー
コミュニケーション
イニシアチブ
トラスト
自分の担任する学年発達段階に応じて
活動を組み立てるとよい。 -
グループの力を生かす、PA(プロジェクトアドベンチャー)の理論と実践の両方が載っています。
私は中学生に対して行うことを想定して読みました。目的を語り、活動に入る場面の具体があまりイメージできませんでしたが、webで実践された方の記事を見て補完しました。
しかし、ファシリテーターとしての考え方・スタンスはPAに限らず、どんな場面でも大切にしたいと思うのものが目白押しでした。
○チャレンジバイチョイス:自分の参加の度合いと方法を、自分自身で選ぶことができる。
☆チャレンジしないことを選択させない雰囲気は出がち、出しがち。これでは目標としたチームにはならない。目標を忘れないことが大事。何のためにやっているのかを忘れないのが大事。
○フルバリューコントラクト:1人ひとりが安心して活動に臨めるようにお互いを最大限に尊重し合い、その尊重の仕方も1人ひとりが考えて行動しよう。という考え方。
☆最初に、「わかりやすい言葉」で「全員」で「具体的な行動」で決めることが重要。
○最大の目的は活動を通じて、個人がどのように変化、変容していくかである。グループの成長を目的にしているのではなく、個人の成長を促すことを目的にしている。
☆やはり目的をはっきりさせることが大事。そのために「待つ」「信じる」こと。個やグループの力を発揮しやすくさせる「環境」を準備することがファシリテーターの仕事になる。 -
コンフォートゾーン<=>パニックゾーン
○ストレッチゾーン=最近接領域,フロー
・チャレンジバイチョイス
・体験学習のサイクルはよく見る→出典は?
・バルーンフランティックは使えそう
50のアクティビティを掲載 -
表紙をみると、まず四角い布を手に持った4人の子どもの絵が目に入ります。続いて「グループのちからを生かす」の文字が一番大きく、少し小さく「成長を支えるグループづくり」。僕が探していた「プロジェクトアドベンチャー入門」はもっと遠慮がちに書かれていました。
読み終えた今も「プロジェクトアドベンチャーとは何か?」をすっきり説明することはできなさそうですが、大事にしていることは伝わってきた気がしています。
1971年にアメリカの公立高校の先生たちが始めたアドベンチャー活動から学ぶ体験学習プログラム、プロジェクトアドベンチャー。
翻訳ではなく、日本の文化に合わせた本としては初めて出版されたそうです。
前半が入門のための基礎知識、後半がアクティビティ集という構成です。
全体に小・中学生向きを対象にした事例、アクティビティが充実しています。大人向けの場合はどうなるかが気になります。 -
↓貸出状況確認はこちら↓
https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00174648 -
【66/150】以前(といってもかなり昔)読んだ、PAの本に比べるとずいぶん読みやすくなった。アメリカのものを訳したものではなく、日本オリジナルで編集したらしい。
入門ということで、理論編もしっかりしているし、紹介されているアクティビティもたくさんある。考え方はラボのテーマ活動にも通じるものなので、テューターのみなさんも読まれるといいなぁ。 -
概要:プロジェクトアドベンチャー(以降「PA」)の入門書。前半にPAの体験学習の理論についての説明があり、後半は50種のPAのアクティビティが載っている。