兼見卿記1 (史料纂集 古記録編)

制作 : 斎木 一馬 
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784840651714

作品紹介・あらすじ

本書は、続群書類従完成会より、斎木一馬氏・染谷光廣氏の校訂で刊行された。
<br/>第1は昭和46年に刊行され、同62年に重版がなされた。織豊期における重要な古記録のひとつとして続刊刊行が学界から強く要望されながら校訂者のご逝去などもあり、中絶したまま約40年を経過し重版からも25年以上が経過した。
<br/> この間、天理大学附属天理図書館に吉田兼見自筆にかかる『兼見卿記』原本12冊(文禄2年から慶長14年まで)が収蔵され、同館の岸本眞実氏により『ビブリア』に全文が紹介されたことにより、あらためて同記の重要性に対する認識が高まっている。
<br/> 父兼右存命中でありながら家督を譲られ、吉田神道を継承して、時々の武家権力と結びながら吉田神社の維持に腐心する吉田兼見(当時は兼和)の活動が注目される。
<br/> 元亀年間から天正9年まで、耳に入ってくる織田信長の勢力拡大の動き、明智光秀・村井貞勝らとの交流による、信長とその周辺の情報が細かく記載されている。
<br/> 天正3年の信長による公家に対する新知宛行、権大納言・右大将任官、翌4年の興福寺別当職相論における公家奉行衆の処分、天正九年における馬揃、信長に対する左大臣推任、正親町天皇譲位問題など、信長と朝廷の関係を知るうえで基本となる記事を掲載。
<br/> 天正7年11月における誠仁親王二条御所移徙後、親王御所の昇殿を聴されたことにより、他の公家たちとの日常的交流が活発になり、公家社会の動静についても詳しく記されることになる。
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