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- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784842065212
作品紹介・あらすじ
時代は「女の自立」から「女と男の自立」へ、さらには「女と男の共生」の時代へと移りつつあるといわれる。しかし、女たちはほんとうに自立を願っているのだろうか。自立への願望を自明のものと前提していいのだろうか。それも定かでないままに、ことばだけが先走りしてしまったのではないか-。いま一度、色あせてしまった「自立」ということばに、また、それと背中あわせになった「共生」ということばに、新しく生命を吹きこんでみたい。そして女と男の自立と共生を可能にする社会はどんな社会か、そのために家庭や労働の場や、ひいては女と男の関係のあり方をどう変えていったらよいのか。その、どうみてもたやすいとはいいがたい作業を、気負わず根気よく、しなやかにつづけていくほかに、問いかけにこたえる道はない。この本は、そういう想いでかきつづってきた文章を集めたものである。