生物から学ぶ流体力学

  • 養賢堂
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784842504742

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  • “自然に優しいものづくり”が追究されている。そうした中で注目されるのが、自然や人体との融和性が高い生物の機能を模倣したものづくり「バイオミメティクス」。本書は、トンボ、魚、蝶、カエルなど、模倣する生物のどこに着目できるかが図入りで解説され、さらに、観察した運動を解釈するために必要となる基本的な「流体力学」について学べる。さまざまなところに現れる“流れ”を巧みに利用する生物の知恵。蚊の吸血、クラゲの運動性能、鳥のはばたきなど、バイオミメティクスを学ぶ理工学部生体医工学科・生物機械システム研究室の学生らの卒業研究成果も、もとになっている。

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著者プロフィール

望月 修(もちづき おさむ)1954年、東京生まれ。北海道大学工学部卒業後、82年に北海道大学大学院・博士後期課程修了。工学博士。名古屋工業大学助手、北海道大学工学部講師、87年から同大学助教授を経て東洋大学理工学部教授。22年名誉教授。日本機械学会フェロー、日本流体力学学会フェロー、埼玉県産業振興公社マッチングコーディネータ、「Be-Link」代表。1980年代後半に、スキージャンプ日本代表チームの依頼で飛行姿勢の解析に取り組み、以来、流体工学、バイオミメティクス、スポーツ工学の研究に従事。開発に携わった競技用水着は2012年ロンドンオリンピック、16年リオデジャネイロオリンピック、また20(21)年東京オリンピックでは開発した水着とカヤックが使われた。「工学は愛である」をモットーに、「Be-Link」で日本の未来を担う若手技術者の教育に心血を注いでいる。主な著書・共著に『流体音工学入門』『きづく!つながる!機械工学』(朝倉書店)、『生物から学ぶ流体力学』(養賢社)、『物理の眼で見る生き物の世界』『生活の中にみる機械工学』(コロナ社)などがある。

「2023年 『眠れなくなるほど面白い 図解 すごい物理の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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