メキシコ/マヤ&アステカ (写真でわかる謎への旅)

著者 :
  • 雷鳥社
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本棚登録 : 15
感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844133254

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  • 前半が、地図と写真を交えての各遺跡の解説。
    後半に、そこから深めた歴史についての解説が書かれる。
    メキシコに明るくない為、遺跡や人物、土地の名前を覚えられず難しくはあったが
    全く違う文化に触れることができて楽しむことができた。
    2001年に出版されている為、現時点より情報が古いかと思うが、1人旅をする為の細かい情報が載っている為いざという時にありがたい。

  • 旅のガイドブック的立場はしっかり守りつつも、今までのマヤ学研究の流れや各遺跡の大雑把な成り立ちなどもコンパクトにまとめてくれている良書。極端に何かの説にのめり込むのではなく、客観的に諸説を扱ってくれているとかろも好印象。人によって反論もあろうが、そもそもメソアメリカ文明に対する研究そのものが現在進行形であって様々な可能性が認められる以上、その現状を冷静に伝えて貰えることは一般人の立場からマヤに関わっていきたいと考える人達にとって非常に幸いである。

    何より素晴らしいのは、カラー写真が全体的に惜しげもなく散りばめられていること。レリーフの文様のアップやピラミッドの途中からの景色など、資料集には載っていないような沢山の写真を見ることが出来、実際に現地を訪れたことのない人間が少しでもリアルに遺跡の空気を感じ取れるように構成されている。比較的手軽に入手できるマヤ関連の本の中ではピカイチで写真が多いと思う。

    また、有名な遺跡の解説や紹介がメインの前半に対し、後半はメソアメリカ文明そのものやその研究史に関する基礎知識を少しずつ順を追って説明してくれているので、前半だけでは「?」だった部分が「なるほど!」と納得がいくケースも多々。

    ガイドブック的立場から編集されたであろう内容には物足りなさを感じる人も多いかもしれないが、ふんだんなカラー写真と後半のまとめは他ではなかなか見ることができない良書であると考える。

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