表紙から予想はつくだろうが銃火器および刀剣類を所持した変質者の寄せ集めである。一応ポーズをとってはいるが漫画制作の役に立つようなハッタリ感は一切無い。
多少武器の知識も蓄えられるが、素人が書店での立ち読みで得られる知識と大差ないと見る。
某アクションポーズ集とは違い、モデルに実際にアクションをとらせてはいない。ポーズのバリエーションこそ多彩だが、銃を構えて走ることもなく、剣を実際に振ってもいないため、アクションシーンに重要な重心のブレがまったく見られず迫力など皆無である。おまけにモデルは皆普通に衣服着用(中にはチャイナドレスやスカート着用の者も)の為、なんてこった人体デッサンの参考にもしにくい。読めばポーズディレクターの経歴を疑ってしまいそうだが、まあ彼らに非はない。
良いところと言えば登場する銃器・刀剣類が30点を超し、武器の持ち方や作画の際の注意点をいくらか載せているところぐらいだろうか。ちなみに掲載された銃の弾倉形状などを信じてはいけない。