ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則
- エムディエヌコーポレーション (2017年9月12日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784844366812
感想・レビュー・書評
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流行りのInstagramマーケティングにもぴったりの本。
「女性はそもそも悩んでない」という書き出しの1節が秀逸。
・女性にとって魅力的な商品は、解決策ではなく「本来の自分を取り戻す魔法」→運命の出会いを演出することが大事
・女性に悩みを訴えかけるのは実はそこまで効果がない→「なんとなくイメージさせる」だけで良い
・擬音語・擬態語は効果的
・女性は数字に響かないのは嘘→自分の主張を後押しできる。感情で動いて理屈で正当化させる作業を手助けするべき
・まずは女性の「感情」に語りかける。感情が動く言葉を付け足そう→ちょっとした文言の追加 500mg→大満足の500mg
・「理想のワンシーン」だけをひたすら見せて「現実」に引き戻さない
・男性は「モテたい、勝ちたい」という欲求(相対的満足) 女性は自己満(絶対的満足)を重視する
・「あー、そうそう!ちょうどこんな商品、欲しかったの!」と思わせるためには、
本人もハッキリと認識していない「ちょっとした悩み」や「もっと良い生活」に一瞬で意識を向けさせる写真やキャッチコピーが必要。
・お客様にイメージしてほしいのは、「人気がある」「売れている」という賑わい感であり、ひいては「買っても後悔しない」「ちゃんとしたものが手に入る」という安心感
→「すでに多くの人が試して大丈夫だった」という安心感を演出することが重要詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
女性に響くような商品説明やキャッチコピーの書き方を教えてくれる本でした。
ただ商品のスペックやそれを詳しく解説しただけでは売れないことがわかりました。
女性目線での悩みを解決できたり暮らしの向上をイメージできる文章が大事なんですね。
男性よりも感情に訴えることも忘れては行けない。
私はスペックを解説した文章に走りがち(ラクだから)だから気をつけないと。 -
「何かおかしい」「本来の私ではない」という違和感、現実を直視したくない感じ、私にも心当たりがありました。
ときどきキャッチコピーに感じる「これじゃないよな」感も、もしかしたら男性だけで企画してるのかな?と思ったりして…
女性がターゲットの商品・サービスを扱っている方は必読だと思いました。
著者のUdemyの講座を受けたことがあり、そちらも大変参考になりました。たしかチラシの作り方だったかな…
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<学生コメント>
商品まわりのコピーやデザインに自分がどれだけ惑わされているか気になりませんか?
これを読んで聡明な客になっちゃいましょう。 -
2022.8.13
◯イメージさせる
・女性はスペックよりも物のストーリーに共感できるか、直感に響くが鍵
・シンデレラが自分の未来のイメージ、本来あるべき姿を取り戻すための魔法=商品
・何となくイメージさせる、過酷すぎる現実を突きつけない(お腹がたるんでいる画像→すっきりしているお腹を載せるだけで良い)
◯イメージのためのデザイン・文章
・色味=制作の目的に合わせたものを(白=清潔無垢、茶色=安定安心、緑=健康自然復活、オレンジ=活発若さ)
・写真=人物を使うと注目度アップ(人物の目線の向く先に読ませたい文字を配置、手に持って差し出す用の写真で親しみやすさを出す)
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女性の考えの図星をついている。読んでいるとこっぱ恥ずかしい気持ちになる。wwそうなんです。魔法が見たいんです。
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「たしかに・・・」
「言われてみれば・・・」の連続だった。
ものを買うとき、深く考えたことはなかったけれど、無意識にいろんな感情を経ているのだなと納得。
自分のセールスライティングにも活かしていきたいことが多く、参考になった。 -
結構感情的な語り掛けが多くあまり合わなかった。
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自分の感覚と一般の女性の感覚が大きく異なる可能性があると知ることができた本。本書は、女性をターゲットに商品を売る際、どういう宣伝をすればお客様の心に響くのかを説明してくれる本。筆者によると、女性は常に“本来の自分は完璧なのに、何かが欠落している”と感じているらしく、その欠落を埋めてくれるものに魅力を感じるらしい。そのため「たった◯日で◯kg痩せる!」のような、魔法の言葉がウケる。しかし私は、そのような宣伝文句に「嘘くさい」としか感じられない。自分の感覚が他とずれているかもと、把握できた。
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女性の購買心理を言葉にしてくれている。購入に至るためのクリエイティブづくりをアドバイスしてくれる。男性脳の強い男にはとても参考になった。
自分の事業にどう活かすか?はこれを読むだけでは漠然とするが、一つの本にそれを求めるのも酷だと思う。
参考になった。 -
何度も増刷されている本なので、多くの人が支持していることはわかるのですが、具体的な事例の紹介が少ないため、すぐに活かせる内容はそこまで多くないと感じました。
例えばビフォーアフターの画像があったり、画像を変えたことで売上が○倍になったなどの実績を紹介がしてあればもっと説得力があったと思います。
この本とプリンセスマーケティングは女性マーケティングを勉強する上で必読だと思っていたけれど、そうでもないのかも...?と思い始めています。 -
皆さんおっしゃるように最初ギャグかと思いました。
女子はみんな自分を姫と思ってるとか笑
「いやいや、何トチ狂ったことを」
と思うけれど、否定できない自分(性別女)がいます。
反論できない、言葉にならない説得力があります。
例えが面白すぎて、さらっとしか読んでいないのに記憶にしっかり残りました。
本なのにエンターテイメントを楽しんだ気分です。
内容もですが、文章そのものから大変勉強になりました! -
販売ではないのですが、女性をターゲットにしたネットに関わる仕事をしています。戦略が実践的なので、業務改善に役立ちました。頭の片隅に置きながら現場経験を積んでいきたいです。
魅せ方や気配りどころ、心理分析などを分かりやすく解説しているのですが、同じ女性としてドキッとしたり、笑ったり笑。
ただ、衝動でポチってもそれに見合う品質がないと、消費者の反動もすさまじい・逆に発信者への不信感に繋がりますので、商品の魅力を引き出しても、嘘はつかないというのは常に心得ておきたいですね。
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雑誌のプ○ジデントとか読む限り、女性が「金髪美女」なら、男性のセルフイメージは「英雄」という印象。だから、男性相手のマーケティングの殺し文句は[一流][粋]なんだろうな、なんて。 -
Amazonでもブクログでも高評価なんですが、中身はギャグと紙一重です、本当に。
「女性は自分を金髪美女だと思っている」
「本当の自分はお城に住んでいると思っている」
とか、最初ギャグだと思って爆笑しちゃいました。この人面白いー!
そうではなく、本気だそうです。
女性に響くキャチコピーとかは参考になるというか為になるなと思ったのですが、冷静に考えると男性が相手でも同じじゃないですか?
男性の商品でも金髪イケメンは採用されているし、今よりいい自分になれますよって、キャチコピーしてませんか?
冷静に考えると色々と笑えるというか、何とも言えない・・・そんな不思議な本でした。 -
勉強になった
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★学生選書ツアー2019選書図書★
【所在・貸出状況を見る】
https://sistlb.sist.ac.jp/opac/volume/227376 -
『ネットで「女性」に売る 数字を上げる文章とデザインの基本原則』(谷本理恵子著/エムディエヌコーポレーション)vol.499
https://shirayu.com/blog/topstory/marketing/8112.html -
マーケティングをやってわかったことがこの本にまとめられていました。これからやり始める人は、この本を読むことをオススメします。その方が絶対効率が良い!
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女性は理屈じゃないですな。
「あー、そうそう!ちょうどこんな商品、欲しかったの!」と思わせるためには、本人もハッキリと認識していない「ちょっとした悩み」や「もっと良い生活」に一瞬で意識を向けさせる写真やキャッチコピーが必要です。
結局ところ、お客様にイメージしてほしいのは、「人気がある」「売れている」という賑わい感であり、ひいては「買っても後悔しない」「ちゃんとしたものが手に入る」という安心感なのです。…セールストークが信用されることはありません。…だからこそ、「すでに多くの人が試して大丈夫だった」という安心感を演出することが重要なのです。
まずは、その道の「専門家」という立ち位置から、「10歳くらいの子ども」に向けて、ていねいに説明する語り口をオススメしています。たとえば「社会見学に来た子どもたち」に、ご自身の商品やサービスをどう説明したらわかってもらえるのか、「それって何?どういうこと?」と質問されたら何と答えるのかを考えるところからスタートしましょう。
まずは、商品説明に「感情が動く言葉」を添えるところからはじめてみましょう。
たとえば、「500g」という単なる容量の表記も、「大満足の500g」になるだけで、グッと印象が変わります。
もちろん、女性だってモテたくないわけではありませんが、「競争の中で勝つ」というよりも「満たされたい、本来の自分でありたい」という欲求が勝っています。ですから、「モテるために積極的に努力する」というよりは「自分が心地良い状態になることで、結果的にモテるだろう」という程度の関心しかないことが多いのです。「自己満足かもしれないけれど、自分を大切にする」ために惜しまず出費してしまうのが、女性だと言ってもいいでしょう。
日常生活で使う消耗品を購入するなら、誰でも安いほど嬉しいでしょう。けれど、ときめいて購入する商品やサービスであれば、「商品自体の価値」に「自分自身の価値」を投影するもの。
お客様にアプローチする「口実」は、相手を不愉快にさせるようなものでなければ、何でも構いません。
「お客様のお誕生月だから」「新商品が入荷したから」といったもっともらしい理由でなくても、「夏だから」「新学期だから」という季節に絡めたキャンペーンや「雨が降ったから」「決算月だから」などの、お客様にはまったく関係のない
事柄であっても、とにかく何か「きっかけ」さえあれば、商品をプッシュすることができます。 -
消費の大半を担っているのは女性だが、男性と女性ではモノを買うことに対する考え方が違う。女性に売りたいモノなのに男性目線でマーケティングを考えてもうまくいかない。女性はモノを買うときに何を考えているか、どこを見ているかが分かる一冊。
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とても濃い。本代だけでこの内容を知れるのはすごいと思う。講座などでもっとお金払う内容のことがかいてあると思う。
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ネットで女性、と絞り込んだ内容で、改めて女性ってこんな風にモノを買っているんだ、と思いました。
男性中心の販売戦略ではうまくいかないのも無理ないな、と妙に納得。
項目ごとに読めるような構成で、何度も読んで実践していきたい内容です。