創業家一族

著者 :
  • エムディエヌコーポレーション
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  • Amazon.co.jp ・本 (560ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784844369622

感想・レビュー・書評

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  • 後継者難のファーストリテイリング、ニトリホールディングス、ヤマダ電機
    大王製紙はカジノの借金で創業家の手を離れた。
    大塚家具は、ヤマダ電機に、父親は匠大塚を設立。
    マツモトキヨシは、二男が継いだ。長男は政治家。
    LIXILグループの創業家とプロ経営者の争い。
    p162

    「東京海上・ジャパン・オーナーズ株式オープン」同族企業に投資するファンド。長期的な視点で株主の利益を追求する。


    終身社長型
    ファーストリテイリング
    ニトリホールティングス
    ヤマダ電機

    男子女子継承型
    大王製紙
    大塚家具
    マツモトキヨシホールディングス
    ファナック
    ワコールホールディングス
    lixilグループ
    ブリジストン
    武田薬品工業
    日清製粉グループ本社
    森ビル
    西部ホールティングス
    イオン
    ヤマトホールディングス
    Jフロントリテイリング
    丸井グループ
    大和ハウス工業
    スルガ銀行

    娘婿養子継承型
    三越伊勢丹ホールティングス
    シャープ
    スズキ
    パナソニック(松下電器)
    鹿島
    大林組
    任天堂
    阪急阪神ホールディングス

    兄弟継承型
    トヨタ自動車
    カシオ計算機
    コクヨ
    山崎製パン
    出光興産
    吉本興業ホールディングス
    高島屋
    資生堂
    キャノン
    サントリーホールディングス

    パートナー継承型
    セブン&アイホールディングス
    ソニー
    森永製菓

    途中登板型
    ワタミ
    東急
    東武鉄道

    世襲経営者が気を付けなければいけないこと
    1,先代より自分が優秀である、とは考えないこと。
    2,自分より優れた部下を使うこと。

  • 企業ドキュメンタリー。 日本の名だたる会社を興した、44の創業家にまつわる物語。

    創業家がどのように会社を興し、発展させ、そして継承させたかを、「継承方法」別にタイプ分けして記述している。

    各々の企業に、異なる歴史がある。気になった企業があれば、さらにその元となった本をたどってみるのもいいと思う。

    著者は参考文献として数多くの書をあげているので、あわせて読んでみたい。

    企業継承のエッセンスが詰まった、書籍である。

  • ●ファナック。黄色。有価証券報告書の事業リスクには富士山噴火と記載。それくらいしかリスクが無いという盤石さ。
    ●ブリヂストン。足袋→ゴム靴→タイヤ
    ●森ビル。戦後、港区に絞って売り土地を買いまくった。
    ●パナソニックは100年目、松下幸之助の孫を最後に世襲をやめた。
    ●山崎製パンの創業者は飯島。開業許可が飯島本人で取れなかったから、妹の山崎姓を使った。
    ●東武鉄道→スカイツリー

  • 創業家に焦点を当てた、簡易社史と言える。短時間で複数の会社を知るには良い。

  • ファーストリテイリング、ニトリ、ヤマダ電機、大王製紙、大塚家具、マツキヨ、ファナック、ワコール、リクシル、ブリジストン…
    まだまだあるが、それらの創業家(会社)を、終身社長型、男子・女子継承型、娘婿・養子継承型、兄弟継承型、パートナー継承型、途中登板型に分類して解説している。
    私が勤めていた会社は載っていないが、男子継承型になるだろう。
    しかし、実質三代目の現社長。大丈夫か?

  • 主に会社の沿革、ネットのニュースやゴシップネタを編集した内容だが、講演会の言葉を引用していたりたまに価値ある言葉も目にする。ページも多くそれなりのボリュームでまとまっている。話の展開が急で時代が急に飛び急に萎んで終わる。創業者の苦労や功績についてはあまり触れられず、週刊紙の記事を読んでいるようだ。私の履歴書のような内容を期待してはいけない。ただ44もの家族を紹介しているだけに広く浅く知るには一読の価値はあるかもしれない。知らなかった情報もたくさんあった。特に大塚家具とファナックの歴史はおもしろかった。まだまだ改善の余地がある本だが、改善されればベストセラーになる可能性がある。

  • 企業のほとんどは創業=創業者がいるということを改めて知らされた。
    経営は親族へ継がせたいと皆思うことも。そしてそれが、内部抗争の種になることが多い。
    名前の聞いたことのある有名企業の創業・生立ちがわかるのでためにはなる。

  • 創業家の家族内の争い等の事実が述べられているのみ。何の考察、解決策がなく、面白味のない内容。

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著者プロフィール

経済ジャーナリスト。1969年早稲田大学文学部卒業。日本経済新聞で経済記者を30年間務めた。経済・産業界での豊富な人脈を生かし、経済事件などをテーマに精力的取材・執筆活動を続けている。著書には『日銀エリートの「挫折と転落」--木村剛の「天、我に味方せず」』(講談社)、『世襲企業の興亡』『海外大型M&A 大失敗の内幕』『社長解任 権力闘争の内幕』『社長引責 破綻からV字回復の内幕』『住友銀行暗黒史』『巨大倒産』『社長争奪』(以上、さくら舎)、『実録アングラマネー』(講談社+α新書)、『日本企業モラルハザード史』(文春新書)、『強欲起業家』(静山社文庫)、『異端社長の流儀』(だいわ文庫)などがある。

「2019年 『日産 独裁経営と権力抗争の末路』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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