- Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845111923
作品紹介・あらすじ
熊本市の一民間病院が二〇〇七年に設置した全国でも類がない施設「こうのとりのゆりかご」。「赤ちゃんポスト」という通称が先行したためか、「親の子捨て助長」「いのちの救済」という世論を二分する賛否両論の議論が巻き起こった。それから三年半、すでに五〇人を超す子どもが預けられた。熊本日日新聞の記者たちが、これまでの概念に入らない特殊な機能をもった施設の計画発表から開設、そして現在までを取材。「いのち」「性」「家族」そして「人のつながり」-社会が親と子を包み込み、支える機能をなくしてしまった今、全国各地で必読の書。
感想・レビュー・書評
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何となくぼんやりした内容
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こうのとりのゆりかご(赤ちゃんポスト)が設置された当時、話題になったのは覚えている。
設置を反対する人が言うように、子捨てを助長する、安易に預ける人が増えるのでは、ということもあるかもしれない。
設置をする、しないだけの問題ではないんだってことを改めて感じた。
妊娠した時相談できる場所、相談員の育成、自分の体のことを学ぶ機会を増やすこと。
子捨てや、子殺しが起きた時、親を責めるのは簡単だけれど、なぜ、そうしなければならなかったのか、その背景を見ないと、望まない妊娠をしてしまった女性は、ただただ責められるだけになってしまいかねない。
セックスは男性にとってはゴールでも、女性にとっては、そこからスタートになる。って言葉がね、ほんとにそうだな、って思った。 -
九州は児童福祉がさかん…?
熊本。
赤ちゃんポストということで話題になったが、最近はあまりみかけることがない。
里親促進活動もしていて、母子に関することならなんでも対応してくれそうな病院。こういうところが増えるといいんだろうな
子どもの村でもそうだったけど、里親制度を広める役割もしていそう。児童福祉に注目をひくもの。 -
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