人生のキャリアデザイン術 (ロング新書)

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  • ロングセラーズ
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845408283

作品紹介・あらすじ

一橋大学のキャリアデザイン講座から、各界の大物8人が人生設計の極意を伝授します。

感想・レビュー・書評

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  • 自分探しー比較対象をもって初めてわかる
    今まで会った人のどの部分に強い印象を持ったのか書き出し、なぜか考えていくことによって自分探しができる。好きな仕事やタイプを洗い出すと、生きていくうえで選択に役立つ

    <林文子>
    高卒の女性は5年後適齢期(23)で会社を辞める
    選択肢がいくつかあって迷い続けるより決断するのは早い方がいい。決めてしまえば一生懸命やればいい
    眼をつぶってこの人と決めてしまえば、彼を一生懸命愛することができて、その人が一番よく見える
    素直に従うのが一番
    女性は感情に訴えること、母性の包容力
    出会いとご縁でこの時間を一緒にすごしているから、なんとか楽しく過ごしてもらおう。仕事を通じてできることをさせてもらおう
    部下は上司を選べない。うまが合わない上司でも、組織の下では付き合っていかなければならない
    失敗の共有をする、ほめる
    仕事は楽しい方がいいに決まっている
    世の中に出たら楽しい、自分の好きなこと、得意なことを探して、そこで勝負しろ
    希望をもって働くことの喜びを味わってほしい

    <西山昭彦>
    与えられた仕事は誰でもできる
    プラスアルファをしないと評価されない
    出世した方が面白い仕事ができる(人事権、予算権、大きいステージ)
    過去ーイギリス、現在ーアメリカ
    大企業は社員ひとりひとりの心の奥まで見ていられない、異動は自分で作る
    サラリーマンは、左遷されたり出世が遅れて諦めたら終わり。逆境こそ頑張る
    ダメ上司ー嫌われずに「合わない」と思わせる。仕事はできるけど、付き合いが悪い
    好きな上司ープライベートでも関わりを持つ
    自由と安定ー両方欲しいなら社内ベンチャー
    リーダー=人を動かすことの出来る人、EQのある人①他人から自分がどう見られているか分かっている②他人の立場に立って物事を考えられる(相手が何を考えているのか理解しようとする)③自分を抑制できる力
    EQ=多様な経験をすると伸びる(遊ぶ、旅行する)
    社外人脈を作る
    社外勉強会(向上心のある人、問題意識、自分なりの考え)
    人を多く知るとプライベートも充実する
    人生で残るものー仕事と趣味と豊かな人脈
    人生で大切なことー楽しくてしょうがない時間を増やすこと。自分が没頭できて何の苦もないことを増やす

    <植山周一郎>
    I型 仕事のみ
    T型 仕事+趣味や人脈
    H型 加えて家庭
    二者択一。過去を振り返ってみていい人生だったと言えるかどうか
    楽しい、悔いのない、充実した人生
    (スライディングドア)
    いやいややっていてはいい仕事はできない。自分が飛行機や音楽が大好きでしょうがなければ、残業しようが徹夜しようが、喜んでやる。
    何をやっているときが一番楽しいか考えること。
    安全パイばかりだと、普通の成功。大成功しようと思ったら、リスクを取る
    人生は短い、楽しもう
    パーソナルブランディング=自分の演出


    <安田結子>
    ニッチなところで活躍する場を見つけた
    仕事は生き方につながる。仕事を通じていかに幸せになるか、いかに成長するかを考えろ
    5-6年 仕事の基礎、現場の苦労、最初の小さな成功体験
    30前半 異動、出向、トレーニング
    30後半 管理職
    退職時にいい人生だったと思えるようなやる気で動いていく
    イニシアチブ やる気をもって率先して行動できる
    主体的に考える 自分の属する集団のために、何が本当に必要なのか、問題解決のために努力すれば、人は必ず好意を持ってくれる
    コアスキル、高い志、目標、意識、チームワーク、正しい考え方
    大学時代に古典を読む
    得意分野を持つ
    英語

    自分は何をしたいのか常に考え続ける
    好きなことを極め、追求する
    30代までに、自分はこれでやっていこうと思えるものを見つける
    与えられたどんな仕事も、これは私の仕事じゃない、と言わずに何でも受けてみると、学びが生まれる
    仕事以外の経験は必ず成長に役立つ
    最も重要なのは、心や直感に従う勇気をもつことだ
    あなたがする事を愛せ。探し続けろ。(スティーブ・ジョブス)

    <山田正人>
    同じ勤務先の方が育児休業は取りやすい
    お互いの実家のことは決して持ち込まないというルールがあり、妻は決して私には伝えなかった
    日本の組織では、その人がどれだけ私生活を犠牲にして組織に忠誠心を尽くしたか、で人を評価している
    自分は職業人として仕事の責任を負っているように、人間として子供を健全な社会人に育てる責任を負っている。人間なら両方果たさなくてはならない
    育休を1カ月にしろ、2カ月にしろ、という上司の言うとおりにしても、上司が面倒を見てくれるわけではない、無責任な発言だから気にしなかった
    育児「休業」じゃなくて育児労働だ
    育児に関しては素人、育児書通りにはいかない 予想外
    密室育児はこたえる。話し相手がいない
    自分がいなくても組織がちゃんとまわっている恐さ
    ママ友達いない
    子育てを通じて自分が成長してる
    自分の命を差し出してでもこの子の命を守りたいと思えるようになったのは満足度が高い
    夫婦間のコミュニケーションもよくなった
    女性は10カ月でだんだん親になる
    育児休業を取り知り合いができると、自分の職場がやや特殊だと気付いた
    育児をすると仕事の能率が上がる
    夫も育児をすると、妻の緊張感は半分か5分の一になる
    配偶者控除ー女性が仕事をしないと税金が安くなる
    今の50代の管理職の人が男女の役割分業を当り前だと思っている
    家庭の中での男女平等が大切
    仕事をする一方で、伝統的な良い妻母になろうとしてしまいがち。でも、男性を甘やかすと男性の働きすぎを生み、逆に女性の社会進出を阻む

    <河村たかし>
    人生を変える努力が必要
    うるさい、俺は絶対にやるんだ、と自分の意思を貫いた
    外国では議員はボランティア
    ボランティアなので自信に満ちていてかっこいい
    人の住む世界は、どこも辛いけれど、やり続ければ、きっといいことがある。世の為、人の為に生きるのは、意外と楽しい

    <倉田まゆみ>
    大事なのは臨機応変力
    得意分野から考える
    自分が何をやりたいかではなく、相手が何を望んでいるか
    どういうものなら受けるか
    天才じゃないから手段を考えないといけない
    女性同士でもめない人(派遣と正社員)、地味な女子アナ系の服装、知ったかぶりやフェミニスト系は×
    人間関係力がある人、コミュニケーション力のある人が通用する
    どれだけ面接官を楽しませるか
    だめ=自分に合わない、やってみないとわからない
    「優しい」って具体的にどういうこと?
    自分にとって何が大事か、何が嫌かは人によって違う。自分のことは自分しか知らないから、周りがこうだから自分もこう、と考えてはだめ
    客観性のない男(夢や理想ばかり追っている)、外面と内面が違う(金がないのに高いデートをする)、現実逃避する男はだめ
    女は仕事ができればいい女ではない、仕事と男の両方は難しいので、いいのがいたら若いうちに捕まえておく。まだいいよね、と思っていると遅れる

  • 一橋大学のキャリア講座を、一冊の本にまとめたもの。
    オムニバス形式で、同大学卒で、活躍するさまざまなオトナが講義をしていた。

    学生向けに語りかける口調なので、とてもメッセージとして心に入ってきやすい。
    さすが一橋ということで、その賢明なway of thinkingをみてとることができ、
    学ぶものが多い!

    くらたまゆみさんのが一番好き。
    やはり女性だから共感できるし。

    彼女のことは、映像でコメントしているところを
    すこし見たことがあり、利発そうですてき!
    と思っていたら、案の定お話もユーモアがあり、引き込まれます。

    自分の興味のある方のお話だけ拾い読むのもよいと思うし、面白いです

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著者プロフィール

立命館大学共通教育推進機構教授

「2019年 『水と社会 水リテラシーを学ぶ8つの扉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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