- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845631704
作品紹介・あらすじ
受賞を予言していた専門家による副読本。2017年ノーベル文学賞受賞作家の作品の謎に迫るいちばん読みやすい解説書が登場!生い立ちから作品世界まで、大人気作家の実像に迫る!
感想・レビュー・書評
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■ レトリックについて
「信頼できない語り手」といえばカズオイシグロ。語り手がごまかしを入れてストーリーにぼやかしをいれているくらいの技法だと思っていたが、なぜこんなにも白々しいのか、見栄を張っているのか、をしっかり深ぼってみると、筆者のメッセージが隠されていたり、話の本質に迫れている感じがした。
■ イシグロと日本
日本文化の影響は少なからず受けているだろうし、本人も"特別な場所"と何度も述べているが、本人のインタビューを読み解くと、題材や小説技法が日系人としての日本らしさで一様に片付けられることには苛立ちを感じているような印象を受けた。とはいえ、日本を舞台にしたシーンもたくさんあるので、日本人も読者としてターゲッティング(広くいえば商材としてのマーケティング)しているあたり、イシグロと日本の関係性は説明が難しい(今書いてても上手く表現できない...)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017.12.20発行 図書館
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以前あまりにも分厚かったから、「充たされざる者」読んだのですが、そこから入るのは、あまりおすすめでないらしい。いやうん、面白かったですよ。
それ以外のものをまだ読んだことがなく、作者の全体像をまだ知らないので、とりあえず一作目から読みたくなりました。
意外と突っ込みどころ多かったのか。てかまず、外国には校閲部署とかなかったんかい?とききたい。あえての?