ゴルゴ13 (Volume78) 人工知能ＡＩの誤算 (SPコミックスコンパクト)

著者 : さいとう・たかを

• リイド社 (2006年2月28日発売)

感想・レビュー・書評

[スリーエースさんの感想 · 2014年7月30日]

おすすめ度：90点

第290話 6月3日の死
中国・北京/北インド・ダラム・サラ/デリー
天安門事件、チベット、胡耀邦、趙紫陽、ダライ・ラマ14世
1990年10月
95点

第291話 人工知能AIの誤算
イラク・サマッラー地区・イラク国軍司令部
イラク、クエート侵攻、サダム・フセイン
1990年11月
95点

第292話 顔のない逃亡者
南ノルウェー
整形手術
1990年12月
80点

増刊25話 死仮面の館
不明
仮面
1991年5月
80点

[二次元研究所さんの感想 · 2013年12月25日]

484582616Ｘ　317Ｐ　2006・3・28　初版1刷

[ホトケさんの感想 · 2011年9月23日]

【6月3日の死】
天安門事件とチベット問題を絡めたエピソード。
あれだけの騒動の中でも仕事をこなすゴルゴ。

【人工知能AIの誤算】
イラクのクゥエート侵攻とスーパーコンピューターを絡めたエピソード。ブッシュ（オヤジ）とフセインも登場。
今回のゴルゴの仕事成功率は0.001％。

【顔のない逃亡者】
失踪するときは犬を始末しろという教訓。

【死仮面の館】
遺産相続狙いというミステリーにありがちな展開にゴルゴが放り込まれるとこうなります。

著者プロフィール

さいとう・たかを

1936年（昭和11年）大阪府出身。1955年『空気男爵』（大阪・日の丸文庫刊）でデビュー。翌年創刊された「影」「街」など貸本向け漫画誌の中心的な存在として、大阪で精力的な活動を続ける。63年『台風五郎』の大ヒットで不動の人気を獲得。その後、活動拠点を大阪から東京に移し「さいとう・プロダクション」を設立する。作品制作過程における分業化をはかり、脚本家が在籍する脚本部門を設けるなど、プロダクション形態の劇画制作システムを構築。自他ともに認める劇画の第一人者である。76年に第21回小学館漫画賞を受賞した代表作『ゴルゴ13』は、現在も描き下ろしが続く記録的な長期連載作品。主な作品に『鬼平犯科帳』『影狩り』『無用ノ介』『サバイバル』『雲盗り暫平』などがある。2003年11月紫綬褒章受章、2010年４月旭日小綬章受章。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典20 太平記　下』 で使われていた紹介文から引用しています。」