- Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845832224
感想・レビュー・書評
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フィデル・カストロと共にキューバ革命を達成した革命家チェ・ゲバラの語録。ゲバラの言葉自体にも味があるが、様々な例示を用いた各語録についての解説がおもしろい。言葉の出典は演説、インタビュー、手紙など多彩。
時の政権に対する国民の関与は政治の基本である。バックボーンがなければ為政者の暴走を抑えることはできず、その結果偏った政権運営を回避することは不可能となる。政治は「従属」ではない。主観的にでも「不条理」を感じたのならばそれに対しての意思表明は必要不可欠。たとえそれが間違いであったとしてもそのことが判明するのは行動を起こした後のことである。これらの手段は暴力に限らないのは言うまでもない。
多くの人間が集まって物事を共有する場合において、いかなる状況においても「安定」かつ「平穏」を維持することが望ましいとは限らない。あるいは「画一化」というものが人間の常態として最も適したものとは限らない。これらの概念は権力を独占するものが好んで用いるマジックワードである。国民にとっての「愛国」とは、為政者の言うことに従うことだけではない。それは「信頼」というよりも「依存」という言葉が相応しい。依存は「する者」と「される者」をお互いに堕落させる強力な触媒である。
挿入されている写真とコラム、年表によって大まかなゲバラの軌跡をたどることもできる。興味が出れば巻末の関連文献もとても役立つだろう。政治関係に不満を抱いているときに限らず、自分に行き詰まったときが読み時かと思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
男の生き様。そして死に様。ゲバラ日記を読んだ後に読んでほしいです。単品で読んでも人生の教訓になりますが!
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意思を貫く精神力。
私はどんな意思を持ち
その意思をどのように伝えているのだろうか。 -
ゲバラを知らない私には楽しく読めた。しかしゲバラファンには解説が無理やり自己啓発的で不満だと思う。ゲバラ入門としても、引用の語録が編年的でなく時代が前後してるので中途半端。
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有名な言葉はもちろん、知らない言葉も色々載っていて良かったのだが、解説があまり良いとはいえず、ゲバラの言葉を安い自己啓発の類に利用されたような気分になってしまった。
カストロへの最後の手紙、ゲバラ関係の映画、本の紹介などがあるのはいいと思う。あと、表紙の写真がかっこいい。 -
確かに元気が出る。
でも、ゲバラの事を知ってから読む方がいいと思う。 -
カッコイイ!
ゲバラみたいな男と結婚する!← -
ゲバラの生前の考えが非常に伝わってくる一冊。
しかし。ゲバラ自身は仕方ないにしろ、この筆者がアメリカをかなり批判しているところが若干気になりました。あと、政治的な精神を、現代人の生活や仕事に対する姿勢に無理矢理結び付けようとする所が不自然に思えました。
でも、生きていく上で真っ直ぐな心は大切にしなくちゃいけないですよね。
元気は出なかったなー。タイトル、詐欺でしょ!(笑) -
やっぱゲバラすげーよ。
サンタクララいきてー。