WindowScape 窓のふるまい学

制作 : 東京工業大学 塚本由晴研究室 
  • フィルムアート社
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感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845910588

作品紹介・あらすじ

窓は生きていた。光、風、人を呼び寄せる「窓」のふるまい。ウィンドウスケープへ。

感想・レビュー・書評

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  • 窓を通しての人間、生活をみるという視点がユニーク

  • 2015年7月12日

    <Window Behaviorology>
      
    クリエイティブ・ディレクター/川崎紀弘(Aleph Zero,inc)
    装幀/関口裕(Aleph Zero,inc)
    DTP/杉山峻輔

  • 世界各地の「窓」とその部屋の間取りや窓の周りの風景の写真や図を取り纏めた書籍(2010/10/29発行)。

    窓の魅力や窓の周りの美しい風景、そして窓がもたらす新たな風景に未来が感じられる、素晴らしい書籍だと思いました。

  • 窓というものにこれだけの形があるんだなあという驚き。とはいえ、数人の行動の結果なので、あれ、あの有名なのはないの、あそこの窓知らないのかなと思うこと多々。
    窓相手に人間の発想の豊かさを感じます。1日10ページというペースでゆっくり鑑賞することをお勧めします。

  • 【推薦文】
    これほどまでに世界中の窓をまとめた本は他にないでしょう。世界の美しい風景、そしてその中に調和し役割を果たす窓の数々が集まり、写真集としても楽しめます。窓を見る目が変わるかもしれません。
    (推薦者:金属工学科 B3)

    身近にある「窓」というものの在り方、またその概念について改めて考えさせてもらいました。建築専門でない人も楽しめる本です。
    (推薦者:国際開発工学科 B3)

    【配架場所】
    大岡山: B1F-一般図書, 「東工大先生の本」文庫 524.89/To

  • 窓にはそれぞれ夢があり、物語がある。
    そこには風があり光があり安息がある。
    そこでわたしは一人でぼんやりとしたい。

  •  窓は、「その場所の気候風土や社会的、宗教的規範や建物の用途から求められることにきわめて実践的に応答しながら」、「光、風、水、熱などの自然の摂理に従った独自のふるまい」を持ち、我々に自らを超えた想像力を与えてくれる、「実践的で詩的な」スペースだと編者は言う。そんな編者が世界各地を探索て収集したフィールドワークが結集し、一冊の本としてまとまった。
     右ページに旅情を誘う美しい写真、左ページに実際の採寸や聞き取りによる詳細なデータを配した本書は、窓を軸とした「意味のある世界一周」をなしとげており、シルクロードや大航海時代などを介して、「互いにその<知性>を交流させながら変化していった」足跡を豊かに想像させる仕上がりとなっている。
     そこに吹いているであろう風すら感じさせる、「実践的でしてな」一冊。

  • 世界の、窓。

    ある研究室のメンバーたちが世界を周り、各地の窓を調査してきた。
    窓には様々な目的やそれに合わせた機能がある。
    特にその環境での目的とそれに合わせた伝統的な知恵をもった窓はすばらしい。
    最近の技術や外観上の都合に合わせた窓が非常に矮小なものに思えてくる。
    機能から作るのではなく、目的(要望)から作ると本当に無駄がない。窓の存在意義もはっきりと分かる。
    窓は外界と内界を区別するものでありながら、自然の中で人間が受け入れてもらうための手段でもある。

  • 建築物の重要な部位である「窓」の機能を「ふるまい」として捉え、各国の窓を美しい写真とイラストとコメントで紹介している。内側から外を見た風景と、外側から窓を見た風景の対比が面白い。パラパラとめくるだけで、そこに生ずる人と窓のさりげない関係を考えさせ、創造力を掻き立てる、卓越した企画の本だ。

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著者プロフィール

[編]東京工業大学 塚本由晴研究室
アトリエ・ワンを貝島桃代と共同主宰する塚本由晴は、数々の建築作品のほか、『ペット・アーキテクチャー・ガイドブック』『メイド・イン・トーキョー』『コモナリティーズ』などのリサーチをまとめた著作、国内外のアート・インスタレーション、東日本大震災の復興を支援する「Archiaid」、千葉県鴨川市釜沼における里山再生プロジェクト「小さな地球」など、多彩な活動を行う建築家である。教鞭を執る東京工業大学では、建築設計、学術論文、都市リサーチなどの幅広い教育研究活動を行っており、本書および既刊の『WindowScape──窓のふるまい学』『WindowScape2──窓と街並の系譜学』『WindowScape3──窓の仕事学』は、研究室の学生とともに世界各地を訪れ調査した成果をまとめたものである。

「2022年 『WindowScape[北欧編]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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