柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記

著者 :
  • フィルムアート社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784845918164

作品紹介・あらすじ

日本語が通じない土地で、「落語」は伝わるのか…?

柳家喬太郎が"落語未開の地"で見てきたこと全記録



「なんか、コペンハーゲンって東葉勝田台みたいだね」

人気落語家・柳家喬太郎が二ツ目の春風亭正太郎とともにデンマーク、アイルランド、英国、アイスランドをまわった落語ツアー。

「言葉の響きや語りのリズムを含めて“落語”のすべてを伝えたい!」という思いから、編み出された独自のスタイル「完全字幕らくご」を引っさげ、日本の伝統芸能はどう受けとめられるのか、どう伝えるべきかに向き合ったユニークな道中記です。

公演中や、現地の学生らとの異文化交流の様子、美しい欧州の街並みなどの写真も多数収録!

☆書き下ろしの『寝床』『うどんや』『反対俥』のあらすじを掲載

2017年11月14日。
僕、柳家喬太郎にとって初めての海外。
出発の朝。不安だらけな気持ちです。
まさか自分がヨーロッパにまで行くことになろうとは。
この旅、うまく行くのだろうか。
海外で僕の落語は受け入れられるのか。
(本文「第1章 デンマーク」より)

感想・レビュー・書評

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  • 落語に興味を持ち始めたばかりで、憧れはあってもまだ海外旅行に行ったことがない私にとって、ワクワクする一冊でした。

    間に挟まれる「落語あるある」がププっと笑っちゃいますし、日本語を勉強されている学生さんや先生達が素晴らしくて!!

    喬太郎さんの気付くポイントやエピソードがツボで、面白い事を見つける天才だなぁと!

    この本で春風亭 正太郎さん(現在は春風亭 柳枝さん)を知って、正太郎さんの落語も聴きに行きたいと思いました!ホットドッグやって欲しいなぁ…(笑)

    これは、私のメモ。 
    柳家喬太郎さんが、この噺を聞いて入門しようと思ったのは、お師匠さんである柳家さん喬さんの「井戸の茶碗」絶対聴こう〜!!

  • 779.1/ヤ/19 棚:19

  • 写真が多くさらりと読める旅行記。

    デンマークの男性は10頭身
    オーフスのリッツオーフスシティのすばらしさ

    アイルランドの入国の厳しさ
    コーク大学の警備員の厳しさ
    元アルトバイエルンお笑い芸人のティル先生

    ケンブリッジ大学

    アイスランドのオーロラ

    食事もおいしかったようで。

    ウンナンの気分は上々みたいな、旅行番組にしたら面白そうな。

  • むしろ、同行者の視点から取材して書いたという形式をとって、短くインタビューを挟み込むようなほうがはっきりしたかも。文体にやや違和感。内容は興味深いのだけど。

  • 柳家喬太郎師匠の初めての海外道中記。

    面白かったけど本の内容は師匠が執筆してなかったのは残念。

  • 喬太郎,初めての海外落語公演旅行。それどころか海外旅行自体も初めて。初冬のデンマーク,アイルランド,イギリス,アイスランドを訪れ,字幕つきの落語を演じ,落語ワークショップを行い,その地の人々と触れあう道中記。前書きと後書きを除けばライターさんによる聞き書きだが,それが気にならないほどの面白さ。写真も多数あって彩りを添えている。

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著者プロフィール

落語家。1963年東京生まれ。
日本大学商学部卒業後、書店勤務を経て89年に柳家さん喬に入門。前座名は「さん坊」。93年、二ツ目に昇進し、喬太郎と改名。2000年、真打昇進。
01年彩の国落語大賞、05〜07年国立演芸場花形演芸会大賞、06年芸術選奨文部科学大臣新人賞(大衆芸能部門)ほか。

聞き書き・構成:馬場憲一
写真:武藤奈緒美

「2019年 『柳家喬太郎のヨーロッパ落語道中記』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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