- Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
- / ISBN・EAN: 9784845921195
作品紹介・あらすじ
神は細部に宿る──
ボッティチェリ、ミケランジェロ、カラヴァッジョ、
フェルメール、モネ、クリムト、ピカソ、ウォーホル…
ルネサンスから現代まで、
あの有名絵画もクローズアップすれば
新たな発見に満ちている!
「もっとよく見たい」すべての美術ファンの
好奇心に応える充実のビジュアルブック
オールカラー、675の拡大図版で名作100点に迫る!
作品と対話しているかのような、新たな鑑賞体験を。
作家の生きた時代や作品の背景、モチーフの象徴的意味、細かな技法に込められている意図まで……全体を概観しているだけではわからないポイントを詳細に解説。細部に着目することで、より深いレベルでの鑑賞を叶え、西洋美術の名作に新たな見方が広がります。
それぞれの作品に関連する参考作品も掲載されており、西洋美術史を通じた相互の影響関係についても理解が深まります。あの有名作品も、もう一度観てみたくなる──そんな知識が満載の一冊です。
【こんな方へおすすめ!】
◎まずは代表作を押さえて西洋美術の流れを知りたい方
◎個々の作品についてもっと深く知りたいという方
◎もう一度西洋美術について学んでみたい方
◎好きな作品の隅々までじっくり鑑賞したい方
◎美術関連のお仕事をされている方、将来的にしたいと考えている方
◎美術好きのご家族、ご友人へのプレゼントに
感想・レビュー・書評
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名画解説本はたくさんあるが、これは大型本(とても持ち歩けない)、オールカラー、図録を買うと思えば3800円は安いだろう。
細部の解説やモチーフの読み解きは、キリスト教や神話、当時の風俗や文化など、古い絵ほど面白いし参考になる。ファンエイクやボスなど、細部に神が宿る感じがある。扱っている絵は1900年以降の近現代に及ぶが、時代の評価を経ていないぶん、誰のどの絵を選ぶかがやや曖昧になるし、モンドリアンやポロック、ウォーホルはどこを切り取っても同じ(笑 なので単調になる。 -
*星4つ相当です
大判で、全439頁の大作です。
19世紀までは、キリスト教の何たるかをしっかり勉強していないと判断できない絵画の記号(足元にあるブドウや、カーテンの裏に透けて見える像など)の解説があり、大変ありがたい。
後半は近代の作家についても記述があり、キリスト教コンテクスト以外の解説や技法についても触れられています。
いずれも、大変良い印刷で絵画全体像があっての解説で、大変見やすいです。知的好奇心モリモリ。 -
図書館の新刊本コーナーで見つけて連れて帰った。
オールカラーの絵画の数々、そしてこの情報量、
知っている作品から見たことなかったものまで、幅広く扱っているのもとても勉強になる。
絵の具ののり方や、筆跡が細部まで見られるのも良かったし、年代ごとにまとめられた章立ても、美術史の流れが見えてとても参考になった。
今年は美術…、アートに近づく年にしようと決めて、数ヶ所の美術展を訪れたが、美術そのもの、アートそのものよりも、背景の世界史により興味をそそられる年になった。
この本も、画家の技術的なことや、人となりの内容から、時代背景についても細かく記してくれているので、絵を見てる時間より文章を読んでいる時間が長くなっちゃったな。
しかしこれで本体価格¥3.800か…。
今年は本も美術展に行っては図録もたくさん買ってしまい、おいそれとほいほい手を出せないけど、めっちゃお得だな。
余裕のある時期を見計らって蔵書したいと思った。