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- Amazon.co.jp ・本 (130ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846004484
感想・レビュー・書評
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・とらえどこのない話という印象。
・最後に故郷に帰るところがポイントか。
・二回目で読んだが、主題は何であろうか?
・「おのれ自らに満足あれ」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イプセンの戯曲。喜劇かと思って進んでいったら、最後の最後でシリアスで深みが出てきて、大きな教訓が残った。ずるがしこく周りを利用し生きてきたペールは、世界の何よりも自分を愛し、自分を大切にしてきたが、自分自らになっていなかったことに気づかされる。キルケゴールやニーチェがいうような実存にかかわるテーマであるが、どこか宗教的なニュアンスもついてくる。自分自らであるためには、自己を否定すること、ボタン作りがペールに迫る言葉に重みがある。自分自身もペールではなかったか、と考えさせられる深みがある。
14/8/16
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