絞首人の一ダース (論創海外ミステリ 55)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846007386

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で。1950,60年代あたりの雰囲気と余韻が残る話が多かった。少年と酒酔い老人との奇妙な絆が語られる「タルタヴァルに行った男」群衆の残虐さをさらりと描く「そして三日目に」一番好きなのは「向こうのやつら」こんな面白SFだとは。

  • ミステリというよりは文学作品のような印象。
    犯罪が絡んだり、どうなるんだろうと気をもませる展開が多いのだが、その落ちは決してユニークなものではないと思う。
    が、その展開になぜか引き込まれるところがある。
    ディテールの描き方がうまいのだろう。

  • 良くも悪くも先が読めてしまう話が多くて。まぁね、昔の本だからね、以降にいろんな推理小説やらが出たせい、ってのはあるからねぇ。しかたない。
    とはいえ最後の2作は分かっちゃいるけど泣けるというか、両方ともどうしようもないオッサンが出てきて、特にアル中のオッサンの方は悲惨極まりなくて胸につまされる。この救いのなさもオッサンには許されてしまうというこの不条理さを明日へのパワーにして生きていきたい。

  • とても面白かった。隠れた名手だ。
    全編に同じ緊張感が漂うがテイストは異なり飽きない。他の作品も読んでみたい。

  • 2007のこのミスということで読んでみた。
    短編集。1ダースだけど13篇。

    残念ながらあまりミステリーという感じではなかった。
    途中で話のオチが読めてしまうものも多かったし。「ラスト1行が効いている」というような解説があったけれど、展開、オチが読めてしまう分それほどでもなかった。
    読みながらついつい同じ様な短編集のクリスマス・プレゼント(ジェフリー ディーヴァー)と比べてしまうのもよくなかったんだろうけど。
    ミステリではなく、人間模様の短編小説として読んだ方が正解かも。ちょっとがっかり。

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