近世ヨーロッパ軍事史: ルネサンスからナポレオンまで

  • 論創社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846012939

感想・レビュー・書評

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  • CDにおけるジャケット買いのように、表紙読みをしたわけだが失敗。途中何度も面白くなるのかと思いきや盛り上がりにかけており何が言いたいのか分からないまま終わった。

  • ルネサンス期からナポレオン戦争に至るまでの、ヨーロッパにおける軍隊と戦闘方法の変化を概観した本。あとがきに書かれているように、元々それほど専門的な本として書かれていた訳ではないようなので、具体的な内容にはあまり踏み込んでおらず、貴重な指摘は随所にあるものの概説的な内容にとどまるため、物足りなさを感じる読者は多いかも。なので、この本を買うのであれば、マイケル・ハワード『ヨーロッパ史における戦争』の方が、コストパフォーマンスは高いか。また、訳者がそれほど読みやすい邦語訳を意識していないためか、文章にこなれていない箇所が多数散見され、学術論文的な文章に触れたことが無いと、非常に読みづらいであろうと想像される。また、たとえば「今日のサッカー戦術の6-5-2ないしは5-2-1のフォーメーションを想起させる陣形に…」という訳出、あとがきで謝辞を述べている訳稿を読んでくれたという恩師でも編集者でも訳者本人でも、何か疑問に思わなかったか? こういった部分だけを取り上げてみても、全体を通して本当に信用できる訳書なのかどうか疑問が残るであろう(文体真似てみました)。

  • 戦争を政治、行政、経済、軍事技術発展の観点から国家の一公務として分析した書。中央集権化ともに行政の効率化による兵士の管理と大規模な軍隊の編成が可能となったこと、近代国民国家の成立とともに兵士のモチベーションが変化したこと名が紹介されている。

  • SDGs|目標16 平和と公正をすべての人に|

    【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/749371

  • 内容は武器や戦術と言った軍事に関することが時代毎にまとめてあり分かりやすかったものの文章が無駄にごてごてとしておりとても読みにくい本でした。
    時々『~となるであろう』とか『~こととなろう』とか未然形で終わる文章があるのが気になって仕方がありませんでした。その後の結果が分かっていることに対してなぜ未然形を使うのでしょうか。

  • 翻訳ががちがちで読み進むのが苦痛。あとがきに恩師へのお礼をくどくど書くのも、どうかと思う。「出版の打ち合わせにも同行して頂き」って、幼稚園児かよ。

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著者プロフィール

1959年、イタリア、トリノ生まれ。東ピエモンテ大学文哲学部教授(中世史)。トリノ大学およびピサ高等師範学校卒業後、ローマ大学講師を経て現職。中世史・軍事史を中心とした歴史書を数多く執筆するかたわら、全国紙や書評誌にコラムを寄稿。テレビの歴史番組にも出演する。また、小説家としても知られ、ストレーガ賞やマンゾーニ賞を受賞している。フランス芸術文化勲章「シュヴァリエ」を受勲。邦訳作品に『近世ヨーロッパ軍事史──ルネサンスからナポレオンまで』(論創社、2014年)がある。

「2024年 『ダンテ その生涯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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