ア-サ-の甥ガウェインの成長記: 中世ラテン騎士物語

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  • 論創社
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  • Amazon.co.jp ・本 (99ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846015220

感想・レビュー・書評

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  • アーサー王の姉の庶子として産まれ、ローマで育ち騎士となった主人公がアーサー王の宮廷で自分の生い立ちを知るまでの物語。
    アーサー王が他の作品よりも小物感があり、王妃も妖術使いでした。これも今までに読んだ事が無かった扱いです。

    話の本筋よりもギリシア火薬の説明が面白かったです。

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著者プロフィール

瀬谷幸男(せや・ゆきお)1942 年福島県生まれ。1964 年慶應義塾大文学部英文科卒業、1968 年同大学大学院文学研究科英文学専攻修士課程修了。1979 ~1980 年オックスフォード大学留学。武蔵大学、慶應義塾大学各兼任講師、北里大学教授など歴任。現在は主として、中世ラテン文学の研究、翻訳に携わる。主な訳書にA. カペルラーヌス『宮廷風恋愛について―ヨーロッパ中世の恋愛術指南の書―』(南雲堂、1993)、『完訳 ケンブリッジ歌謡集―中世ラテン詞華集―』(1997)、ロタリオ・デイ・セニ『人間の悲惨な境遇について』(1999)、G. チョーサー『中世英語版 薔薇物語』 (2001)、ガルテース・デ・カステリオーネ『アレクサンドロス大王の歌―中世ラテン叙事詩』(2005)、W. マップ他『ジャンキンの悪妻の書―中世アンティフェミニズム文学伝統』(2006)、ジェフリー・オヴ・モンマス『ブリタニア列王史―アーサー王ロマンス原拠の書』(2007)、『放浪学僧の歌―中世ラテン俗謡集』(2009)、ジェフリー・オヴ・モンマス『マーリンの生涯―中世ラテン叙事詩』(2009)(以上、南雲堂フェニックス)、P. ドロンケ『中世ラテンとヨーロッパ恋愛抒情詩の起源』(監・訳、2012)、W. マップ『宮廷人の閑話―中世ラテン綺譚集』(2014)、『シチリア派恋愛抒情詩選―中世イタリア詞華集』(2015)、『中世ラテン騎士物語―アーサーの甥ガウェインの成長記』『完訳 中世イタリア民間説話集』(2016)、ジョヴァンニ・ボッカッチョ『名婦列伝』(2017)、『中世ラテン騎士物語―カンブリア王メリアドクスの物語』(2019)、伝ネンニウス『中世ラテン年代記―ブリトン人の歴史』(2019)、ウィリアム・オヴ・レンヌ『中世ラテン叙事詩―ブリタニア列王の事績』(2020)(以上、論創社)がある。また、S. カンドウ『羅和字典』の復刻監修・解説(南雲堂フェニックス、1995)、その他がある。

「2021年 『著名者列伝 初期教父ラテン伝記集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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