持続可能な交通へ: シナリオ・政策・運動

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  • 緑風出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846103040

感想・レビュー・書評

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  • 概論は妥当だが、本にするにはより厳密な議論を期待したい。
    持続可能な社会には、公共交通は必須だが、バスをはじめ、公共交通側の問題も多数ある。
    バスがどんどん削減されている中、公共交通に移行するために決定的な政策の提言が必要だと思われる。
    特定の地域による自動車の乗り入れ禁止、特定の区画を超える自動車の横断禁止などについて、より具体的な地域での提言が求められている。社会実験抜きに、机上の論理を議論する時代ではないと思われる。
    また、一面的な議論にならないようにするには、たとえば、問題という用語を課題に変える努力も必要ではないだろうか。自動車交通支持者との合意が得られなければ、社会提言にはならないかもしれない。

  • 運輸が日本のエネルギー消費の1/4を占めている以上、自動車をプリウスに変えただけでは持続可能な社会は築けないでしょう。
    Amazonのレビューは持続可能という視点を欠いた評論だと言わざるを得ません。

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著者プロフィール

1953年 東京都生まれ。
1976年 早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。
1977~2000年 化学プラントの設計・安全性審査に従事。
現 在 環境経済研究所(技術士事務所)代表、法政大学非常勤講師(環境政策)。
主 著 『交通のエコロジー』(学陽書房、1992年)、『自動車にいくらかかっているか』(コモンズ、2002年)、『持続可能な交通へ――シナリオ・政策・運動』(緑風出版、2003年)、『市民のための道路学』(緑風出版、2004年)、『脱・道路の時代』(コモンズ、2007年)、『高速無料化が日本を壊す』(コモンズ、2010年)、『脱原発の市民戦略』(共著、緑風出版、2012年)、『原発も温暖化もない未来を創る』(共著、コモンズ、2012年)、『日本を壊す国土強靱化』(緑風出版、2013年)、『原発避難計画の検証――このままでは、住民の安全は保障できない』(合同出版、2014年)

「2015年 『「走る原発」エコカー 危ない水素社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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