新型コロナ禍の交通

著者 :
  • 緑風出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784846120207

作品紹介・あらすじ

新型コロナ禍は終息する気配がなく、今後も長く社会・経済に影響を及ぼす恐れがある。その結果、交通は大きな危機と変動の時代に入っている。中小都市ばかりではなく大都市圏でも、公共交通が危機に瀕している。
 鉄道で問題になる「三密」について感染リスクと対策はどうあるべきか? そして新型コロナ時代に対応する低速交通体系の充実を提案する。(2020.10)

感想・レビュー・書評

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  • 公共交通はコロナ禍だろうが必要不可欠とし、低速交通の充実を図る必要性を説いた一冊。

    筆者が語るように、国は地域公共交通の持続的あり方の検討をほぼ棚上げにし、事業者や自治体が主体的に検討することを求めているけど、いずれは限界きて立ち行かなくなるだろう。

    国として、公共交通をこのまま民間の手に委ね、選択と集中の議論にのせていくのか。それとも国が大鉈をふるい、国民にとって持続可能な公共交通のあり方を本気で見直すのか。

    真の豊かさとは何か、国は目先のことにとらわれず、真剣に議論を重ねてほしいと思う。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50257615

  • 交通に対してどう変化があったかと言う事がデータなんかとともに書かれてます。白書的な要素がありますが、だからどうすれば良いのかと言うよりもこんな風に変わって、実際に数字になっているんですという提示ですね。裏付けとして利用できるかなとは思います。で、並べられたそれぞれのデータから考えてしまうのは、まだ続いているのだなと言う事実です。

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著者プロフィール

1953年 東京都生まれ。
1976年 早稲田大学大学院修士課程修了。技術士(化学部門)。
1977~2000年 化学プラントの設計・安全性審査に従事。
現 在 環境経済研究所(技術士事務所)代表、法政大学非常勤講師(環境政策)。
主 著 『交通のエコロジー』(学陽書房、1992年)、『自動車にいくらかかっているか』(コモンズ、2002年)、『持続可能な交通へ――シナリオ・政策・運動』(緑風出版、2003年)、『市民のための道路学』(緑風出版、2004年)、『脱・道路の時代』(コモンズ、2007年)、『高速無料化が日本を壊す』(コモンズ、2010年)、『脱原発の市民戦略』(共著、緑風出版、2012年)、『原発も温暖化もない未来を創る』(共著、コモンズ、2012年)、『日本を壊す国土強靱化』(緑風出版、2013年)、『原発避難計画の検証――このままでは、住民の安全は保障できない』(合同出版、2014年)

「2015年 『「走る原発」エコカー 危ない水素社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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