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- Amazon.co.jp ・本 (197ページ)
- / ISBN・EAN: 9784846198077
作品紹介・あらすじ
赤字28兆円の戦犯は誰だ!借金漬け日本の体質改善はできるのか。国民にツケを回すな。本書は、気鋭のジャーナリストが旧国鉄債務の原因と責任を徹底追及し、借金漬け国家日本の体質改善と土建政治構造への改革を訴えたものである。
感想・レビュー・書評
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旧国鉄債務はJR3社と国鉄清算事業団に引き継がれた。
JR3社は着実に債務を返済。
ところが国鉄清算事業団はというと……
10年間、な~んにもせずに、14兆円が気づけば利息で28兆円になってたよ!
自由民主党が「国鉄労働組合」つぶしに国鉄改革を行い、お題目だった債務処理にいかに興味がなかったかがこの時点でもよくわかるが、その後の処理策も小手先で、結局全体としてどうするか、という問題は見えてこない。
将来も見据えた解決策を提案する。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
旧国鉄の債務を背負わされた国鉄清算事業団が債務を以上に膨らませてしまった。
この原因を追求した本である。
本書の後半には総合交通体系の必要性が叫ばれている。十年前の本でも語られていて、いまだにそれは実現していない。この遅さは何なんだろう。
あるいは道路特定財源の問題や財投の問題など、今も解決していない問題がこの時点でも論争になっていたようで、問題の根深さをうかがうことができる。
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