- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784847038419
感想・レビュー・書評
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過去作のセルフリメイクとのこと。過去作は未読です。ご存知の方は比べてみるのも良いかと。
シリーズものだが、それぞれの話が独立した短編として十分面白い。
鬼vs鬼払いのアクションよりも、人が鬼へと変わる過程を描いた話の方が印象に残った。余計なエピソードが差し込まれていない分、想像で補えるからかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
1986年に出版された「火閻魔人」が大好きで書店に並んでいたこれを喜んで手にとりました。
するとあまりの絵の変わりようにびっくり。そして内容は基本的なとこは変わっていませんが、なんだかイメージとかなり違っていてこれまたびっくりしました。懐かしい部分も多いのですが・・・ -
絵が……、とか言われてるけど話はやっぱり奥瀬サキですね。コンパクトに仕上げる腕は昔より上と思う。
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評価は割れるでしょうね(苦笑
1980年代の退魔ブームの後、一部のマニアに支持を受けるも、掲載雑誌の廃刊や打ち切りの憂き目にあい、オレの中で『未完の暗黒王』とまで呼ばれ未だに愛され続ける奥瀬サキの代表作『火閻魔人』のセルフリバイバル作。
そのマニアな方々が、何を以て支持していたか。そこが割れる。
絵柄は天野喜孝っぽさが抜け、線はシンプルになり、そしてグロテクスさもカオスさも減衰した。そこを評価してた方々は残念でした。お悔やみ申し上げます。
ストーリーラインもずいぶんとシンプルになり、わかりやすく、洗練されたものになっている。サラッとダイジェストで流れていく事件簿のような印象も受ける。
けどねぇ。そのサラッとしたものの中に人の闇が紛れてるのよ。それに自分の中の闇が呼応して、ドキッとする。それが奥瀬サキの作品だと思ってる。だから、未だにオレにとっては面白い。
オリジナル色は強いけど、傍見の術理も基本は抑えてて、理にかなってるしね。
今度こそ完結をお願いしますw -
なんだか懐かしい人が復活している。