衝撃の真実100 (ワニブックスPLUS新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847066078

感想・レビュー・書評

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  • 衝撃的なほど、どうでもいいネタばかり。同僚に知識自慢されているようなイライラ感をお手軽に感じることができる。

  • 693

    神岡真司(かみおか しんじ)
    心理学研究家。最新の心理学理論をベースにした法人対象のモチベーションセミナー、コミュニケーショントレーニング、人材開発コンサルティングなどで活躍中。世の中の「裏側」研究をライフワークとしている。主な著書に『ヤバい心理学』 (日本文芸社)、『10秒で相手を見抜く&操る 心理術サクッとノート』(永岡書店)『面白いほど雑談が弾む 101の会話テクニック』(フォレスト出版)、などがある。



    実際、本物の金持ちには質素を好む人が多く、ロゴや特徴が目立つ高級ブランドは下品だと嫌う傾向にあるからです。

    ラブホテルでの情事はフロント係員に覗かれている──はホントだった。

    ちなみに、多くの人が、ラブホテルは完全なカップルだけの密室──と考えているものですが、実は各室の天井には、 直径1㎜程度の小さな盗撮用レンズのCCDカメラを備えているホテルも少なくない といわれます。理由は、防犯上のためなので、フロントにモニターをずらりと並べ、係員が時々眺めていても、特別犯罪行為にもなりません。  糞尿をバラ撒くなどで部屋を汚す、設備の破損行為、男性が女性の首を絞めるといった変態行為、暴力行為などによって、重大な事故や事件が起きたら大変だからです。

     実は日経新聞には、「日経テレコン」 という、もうひとつ別のサービスがあります。  日本最大級の会員制ビジネスデータベースを標榜する、ビジネスのサービスサイトです。過去 30 年分の日本全国の 50 紙の新聞・雑誌記事を中心に、ビジネス誌や一般紙、各種専門誌が読めるだけでなく、 30 万人以上の人物プロファイルや、東京商工リサーチなどの140万件を超える経営者情報、他の主要全国紙の人物データベース、6000社以上の最新の人事異動情報まで検索できる──という充実したサービスなのです。

    欧米では、男女ともにアンダーヘアの処理をするのが常識になっている──と聞くと、驚かれる方も多いのではないでしょうか。その理由は、「衛生的」「性交時の快適感」「見た目がキレイ」「毛じらみなどの性病予防」「水着着用時に便利」──といったものになっています。たしかに、アンダーヘアは、 排尿・排便時には、接触や付着の懸念 もあり、汗や雑菌の繁殖による匂いや感染の心配があるのも事実です。

    日本では、江戸時代の遊郭において、遊女がアンダーヘアを「摺り切り」という方法で切断面を鋭利にしないよう刈り揃える習慣があったとされており、その反動で一般女性は、 むしろ処理しないことが淑女 ──というとらえ方もありました。  そうした文化もあり、日本では女性でも、まだ一般的とはいえない現状なのです。

    正確な統計はないものの、アメリカでは、若い男女はアンダーヘアを処理するのが6割以上といいます。ブラジルに至っては8割以上といわれます。完全に処理する場合と、一部を刈り揃えておしゃれに残す場合の2通りがあるのです。なお、イスラム教では、これは当然とされ、男女ともに昔からの宗教的たしなみとされているほどです。

     公立の歯科大の学費は6年間で350万円程度ですが、私立は2000万円台はザラで3000万円台クラスもあります。歯科診療所の開業は、内科医の開業より設備費用が高く、テナント代に300万~500万円、床上げ配管や内外装に1000万~1500万円、医療機器に1300万~1500万円、広告費や開業時の材料費、事務機器、運転資金に1000万円は必要で、都内で開業すれば4000万~5000万円は軽くかかり、家賃も高額です。

    美人と不美人との間には、 12%もの経済格差がある ことになります。

    そばは、100%そば粉の「十割そば」より、そば粉につなぎとして小麦粉を2割の比率で加えた「二八そば」が、一番おいしいともいわれています。

    立ち食いそば店の「そば」は、 そば粉が1~2割で、8~9割は小麦粉 のケースが少なくありません。小麦粉100%で、色だけ着色した偽物のそばまであります。

    結局、相続税の節税に最も有効なのは、不動産なのです。被相続人の自宅なら、小規模宅地の特例で、評価額を時価の2割程度にまで圧縮可能です。また貸家(アパート、マンション)なら貸家建付地で、時価1億円の土地でも借地権割合、借家兼割合、賃貸割合などで8割程度まで圧縮し、 小規模宅地の特例との併用で実質4000万円程度 まで評価を減らせます。  現金や有価証券は時価評価ですが、不動産には評価減の仕組みがてんこ盛りなのです。

    それが証拠に、金融広報中央委員会による2016年の「家計の金融行動に関する世論調査」で、年収1000万超~1200万円未満の2人以上世帯の平均貯蓄額は1067万円、中央値(上位から下位まで順番に並べた時の真ん中の数値)でもたったの620万円しかありません。おまけに 貯蓄ゼロ世帯は、 26・7%にも及ぶ のです。  年収がどんなに高くても、貯蓄ゼロでは、貧困老後は避けられないでしょう。

    赤色は、一部分であっても、男女ともに目を惹かれる効果があり、本当は赤い色に気を取られているだけなのに、それを身に着けた人物を魅力的に感じさせます。  赤いリボンの少女や赤い口紅の女性には、男性が魅力を感じ、赤いネクタイを締めた男性には女性が魅せられます。赤を取り入れると、よいこと尽くめになるのです。

    スポーツの分野でなくても、私たちは日常生活で、力が必要な場面で声を上げるものです。椅子から立ち上がる時に「よいしょっと」、重いものを持ち上げる時に「よっ!」などとやっています。経験則でも、 声を上げたほうが、力が込めやすい ことを知っているからでしょう。フランスのリヨン大学のスポーツ測定では、ジャンプ!」とかけ声を上げながら飛び上がると、声を出さない時より平均5%高く飛べるようになった──という実験結果も報告されています。

    こんな事態に遭遇した時、部下が覚えておきたいのは、「謝罪」よりも「感謝」の言葉のほうが、怒りを鎮静化しやすい ──ということです。 「謝罪」よりも「感謝」の言葉のほうが、人の「承認欲求」を強く満たすからです。 「承認欲求」とは、人の誰もがもつ「認められたい・ほめられたい・理解されたい」という原初的な感情です。自分の存在を肯定されると、安心感が広がるでしょう。 「貴重なご指摘をいつもありがとうございます」 「部長にはいつも感謝しております」  謝罪や反省の言葉だけでなく、こうした「感謝」の言葉を挿入するだけで、上司の怒りは急速にトーンダウンする からです。これは、感情的になる上司と部下との関係だけに限りません。感情的になるクレーマーや、口うるさい親への対応においても同じです。 「どうしてくれるんだよ!」 → 「お客様、いつもご利用ありがとうございます」 「何考えてるのよ、あんたは!」 → 「お母さん、いつも心配してくれてありがとう」

    PPK実現のためには、歯周病にかからないよう歯科検診を心掛け(歯周病菌が心臓疾患につながる)、週1で運動し、朝食に発酵食品を多く摂り、禁煙と節酒を心がけ、睡眠を十分とることが大事といいます。

    世の中では、一生懸命勉強すれば、高偏差値の一流大学に合格できる──と信じられ、予備校などの受験産業もそうした幻想を駆り立てるのに躍起ですが、学習に関わる遺伝子が優秀でなければ、学習に要した「金・労力・時間」も無駄になるのです。  勉強の嫌いな子に、無理やり学習環境を整えても、所詮は無意味な所業なわけです。   IQにおいては、8割が遺伝で決まります。 残り2割の環境要因に賭けてもたかが知れています。身体的特徴も、体質や気質も遺伝の影響が大きいのですから当然なのです。

    東京の「池袋」というターミナル駅と大繁華街を有する豊島区が、消滅可能性都市 に東京 23 区内で唯一含まれていたことも衝撃を与えました。試算では、2040年時点で人口1万人を切る523の自治体は、とりわけ消滅の可能性が高いとしています。

  • モンドセレクションについて。

  • 「衝撃の真実」というほどの内容ではないですね。

    一般的な雑学本という感じでした。

  • タイトル先行、中身は、偶におっ!と思う項目もあるが、hほぼ雑学レベル。隙間時間をつぶすには良い。

  • 今年(2018)春頃に出版されて、夏頃に読み終わった本です。レビューを書く機会を失っていて、読み終わってから時間がかなり経過してしまいましたが、せっかく読んだ本でもありますので、当時気になった点をアップしておきたいと思います。

    以下は気になったポイントです。

    ・人間の脳は10%しか使われていない、はウソであった。他の90%が使われていなかったら、脳は進化の過程でもっとコンパクトになっていた。人間の脳は類人猿と比較して、その1.6倍の860億もの密度の高い神経細胞(ニューロン)を有している。このおかげで高度な思考、意識を司れる。すべてのニューロンを常に動かすと莫大なエネルギーヲ必要とするので、一部のニューロンにだけ信号を送る方式で人間の脳は効率よく全体で機能するようになっている(p15)

    ・眠りの科学(ノンレム睡眠+レム睡眠のワンセットが90分周期なので90分の倍数で睡眠するのがよい、ノンレム睡眠が深い眠りでレム睡眠は浅い眠り、午後10時から深夜2時が睡眠のゴールデンタイム)は俗説である、周期は個人差がある、睡眠初期のノンレム睡眠時に成長ホルモンが分泌される(p19)

    ・バカは風邪引かないのではなく、風邪をひいても気づかないが正解である。能天気でストレスのない人(=バカな人)とすれば、免疫機能がよく機能して風邪をひきにくい(p27)

    ・高血圧患者が増えたのは製薬メーカのせいは、本当だった。1980年代までは高血圧の規準は年齢+90、それを日本では1987年に160以上を高血圧にしたので、患者数増えた。2008年には高血圧学会が130/85の数字を打ち出し患者数は800万人近くになった。血圧を下げ過ぎると転倒しやすりので140にしたが、2014年時点で1010万人(p39)

    ・卵を食べてもコレステロール値が増えないのは、コレステロールは体内で合成される脂質なので、食物で摂取されたコレステロールが多い時は体内での合成が抑制される、卵はビタミンがあるので1日1個食べるのはよいこと(p41)

    ・暗い場所でも遠くを見ている分には目に対しては問題ない、暗くても明るくても目を対象物に近づけすぎると目にはよくない(p46)

    ・ピアノを習うと頭がよくなるは本当、両手を並列かつ複雑に使う、楽譜を一時的に記録しながら、さらに次に引く楽譜を先読みし、しかも両手の指の動きが異なる。これが脳の司令塔である前頭前野を構造的に発達させる。ピアノのレッスンにより、IQ(一般的知能)よりもHQ(人間的知能)が向上する(p51)

    ・日本の食料自給率はカロリーベースでは4割を切るが、世界標準の生産額ベースでの自給率は68%、農業生産国としては、中国・アメリカ・インド・ブラジル・に次いで5位である。カナダやオーストラリアは生産額ベースでは、日本の数分の1である。(p58)

    ・事故物件(自殺など)は自殺があってから2年程度経過した場合は賃貸する場合には告知義務はない、という判例がある。(p61)

    ・高級ブランド品の製造原価はせいぜい1−2割、本物より3−5割安い価格で販売しても十分な儲けがでる(p63)

    ・米国で日本より電子書籍の伸びが大きいのは、1)米国の本は高い、2)大都市でも本屋が少ない、日本で安くならないのは、漫画以外は売れていない、出版社負担の電子書籍化のコストが高いこと、販売するプラットフォーム側が、7割近い取次への卸価格を出版社に保証し版権ろ使用するため(p87)

    ・2016年の日本での殺人事件件数では、55%が親族間による、289認の殺人被害者のうち159人が身内に殺されている。これは増加傾向にある。見知らぬ人に殺された人数は、10%(29人)である(p89)

    ・2017年はモンドセレクション、2965出品のうち、2691が入賞、グランドゴールドメダルが420(14%)、ゴールドメダル(46%)である(p91)

    ・2016年末で日本には、47都道府県、20指定市、791市、23特別区、744町、183村の合計1808の地方自治体があり、議員は3万3仙人以上、1980年代は7万人いた(p100)

    ・純金融資産の保有において、5億円以上の長富裕層が7万世帯、1−5億の富裕層が114万世帯、0.5−1億円の純富裕層が315万世帯、0.3−0.5億円のアッパーマス層が681万世帯、それ以外が4173万世帯となる。1億円以上は全体の2.2%となる(p114)

    ・ハンバーガーは原価率は45%、牛丼は41%と原価率が高いが、サイドメニューの原価率がものすごく安く、マージンミックス戦略により原価率を抑えることができる(p131)

    ・家事代行サービスは民間よりも、自治体を利用した方が激安というのは本当である。1時間あたり高いところでも1000円程度(p137)

    ・1981年に建築基準法が改定されて新耐震となった、2年ほど建設にかかるとして1983年以降(昭和58年以降)は新耐震である。建築主の利益20%は中古になったら無くなるので、経年でさらに安くなった新耐震の中古マンションを買って室内をリフォームするのが良い(p141)

    ・2016年の給与所得者は、5744万人で平均給与は422万円(男性521、女性280)正規雇用は487、非正規は172万円。男性は年収1000−1500万円が4.8%、1500超が2%程度、年収1000万円超は男性6.6%、女性0.9%で合計431万人、1000万円でも手取りは750万円程度(p146)

    ・やる気が出ない時には、作業を始めてしまう、するとだんだん集中してきてやる気が湧いてくる、手を動かしやり始めることが大事である、なので「やる気が出ない時」ん具体的な解決策はない、なウソである(p160)

    ・長い説教を早く終わらせたい時は「謝罪の言葉」が一番、はウソである。謝罪よりも感謝ん言葉の方が、怒りを沈静化しやすい(p168)

    ・哺乳類は爬虫類と比べてあまり体は大きくなれない、哺乳類は温血動物のため熱を体内で作りださなければならないために恐竜のように大きくなると体内システムを維持できなくなる(p180)

    2020年5月6日作成  

  • プチネタ集。

  • 驚くほどではないが、ちょっと悲しい。

  • 印象的な箇所のまとめ

    ・人間の脳は10%しか使われていないはウソだった。過去の科学では、前頭葉や頭頂葉の機能を定義できなかった。それらは、抽象的思考、推論、計画、環境適応力を司ると判明。
    ・小説やドラマでよく出てくるクロロホルムを嗅いで一瞬で気絶するのはウソ。気絶するには、ゆっくり大きな深呼吸をして5分かかる。
    ・「午後10時から深夜2時までの4時間が、成長ホルモンが分泌されるので睡眠のゴールデンタイム」というのは俗説。睡眠初期にあらわれるノンレム睡眠に最も成長ホルモンが分泌されるにすぎない。深夜帯という特定時間は関係ない。ノンレム睡眠とレム睡眠が90分周期で繰り返されるというのも個人差あり。短い人も長い人もいる。
    ・カルシウム不足でいらいらするはウソ。短期な人は思考習慣が短絡的なだけ。目の前の状況がイメージと異なると、不安になり、イライラを高じさせる。
    ・サブリミナル効果はウソ。効果なし。
    ・年をとって血圧が上がるのは当たり前。
    ・保険の見直しが家計にプラスになるはウソ。新商品をすすめてマージンで稼いでいる。
    ・殺人事件の半分以上は親族間で起きている。
    ・長財布を使う人はお金がたまるはウソ。科学的根拠なし。
    ・赤い色を身に着けるとモテるはホント。赤い色にひきつけられているだけなのに魅了されていると勘違いする。
    ・最後の土壇場でこちらに有利になることを持ちかけると、承認されやすい。長い時間かけた交渉をくつがえされたくないから。

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著者プロフィール

神岡真司(かみおかしんじ)
ビジネス心理研究家。日本心理パワー研究所主宰。心理学理論をベースにしたコミュニケーションスキルの向上指導に定評がある。法人対象のコミュニケーショントレーニング、人事開発コンサルティング、セミナー開催などで活躍している。著書に『賢く人を操れる「ブラック」会話術』(三笠書房 ≪知的生きかた文庫 ≫)、『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』『相手を自在に操る ブラック心理術』(以上、日本文芸社)、『仕事・人づきあいで差がつく 知っておきたい心理テクニック156』(辰巳出版)、『思い通りに人をあやつる101の心理テクニック』(フォレスト出版)、『「気がきく人」と思わせる103の心理誘導テクニック』(角川学芸出版)、『効きすぎて中毒になる 最強の心理学』(すばる舎)がある。

「2022年 『「悩み」がすーっと消える心理術』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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