手話居酒屋ふさお

著者 :
  • ワニブックス
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847080043

感想・レビュー・書評

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  • 大久保駅からすぐ『串揚げ居酒屋 ふさお』
    オーナーの吉岡富佐男さんの半生。
    サクサク読める。

    3歳のみかん飲み込み、呼吸困難からの注射が耳が聞こえなくなった原因か? 小学生でいじめられ強くなり、高校時代はかなりやんちゃな悪だが、時代的でもある。そして当時の写真はかなりのハンサムさん。モテたそうだが納得。

    ガッツで初めての中華屋での食器洗いバイトも支店から本店へ移動になる程、働きぶりを認められる。
    そして自動車会社での勤務を経て、2000年10月28日『ふさお』オープン。

    お店を手伝っていた実姉の病死と母の危篤と、自身のバイク事故。1ヶ月ほど店を閉めている間に潰れた、と噂を流された時期もある。
    そんな時に今の妻、かつ江さんと出会い再婚。
    お店も再び軌道に乗る。

    波瀾万丈。そして努力家、笑顔がすてきなふさおさんだった。

  • ”大久保方面にいくときにはぜひおじゃましたい!”

  • 手話って、何をしゃべっているかを見えている人から隠すことはできないんですね。特に、手話のできる人が集まったコの字型カウンターでは。
    知らない人同士が友だちになる、手話居酒屋わさお。
    会話の可視化が成功の秘訣だった?

  • 読みやすい。ふさおさんの生い立ちの話。ろう者ならではの葛藤や悩みを著者の前向きさで乗り越えている。
    元気をもらえる。

  • 若い頃からやんちゃでモテモテで頑張り屋だったふさおさん。居酒屋を開いてからも、支えだった身近な人との別れやご自身の事故などで落ち込み苦労しながらも、新たな出会いで立ち直る姿が、とても人間的で応援したくなる。ふさお流の手話の紹介も面白い。ぜひ一度店を訪れてみたい。

  • ろう者の友人から借りていま読み終えたところ。
    6,7年ほど前だが、手話仲間といっしょに訪れたことがある「ふさお」。変わった店名だとおもっていたが、主人の名前だったのか。
    あのときは、ちょうど大人気の真っ盛りだったんだな。いまでは、デジタルTVに字幕もついているし、ろう者の生活も豊かなものになりつつある。これからもいろいろあろうが、店の繁盛を祈る。

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