俺は絶対探偵に向いてない

著者 :
  • ワニブックス
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本棚登録 : 197
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (486ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784847091346

作品紹介・あらすじ

伊藤たけし、25歳。東京都在住、無職。引きこもりのニートがある日突然、探偵になる!?へなちょこ主人公がパワハラ美人上司に負けず、大事件を解決!?笑いとスリルのボディーブロー、今まで誰も読んだことがない"腹筋崩壊小説"。

感想・レビュー・書評

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  • 帯にある「笑いとスリルのボディーブロー!」。なるほどそれも頷ける。スリル!って感じはさほど強くないが、後半の切れ味は正にシャイニング・ウィザードだ。春先にちょうど良いライトで笑える作品だった。さて味付け海苔を買いに行くかな。

  • ここまでギャグが盛りだくさんの話は初めてです。
    キャラクターの掛け合いは少年マンガのよう(^o^)/
    このノリにハマった人は何度も爆笑してしまうかも。

    ニートのたけしが、ひょんなことから探偵事務所に就職して、依頼人の仕事をこなしていくお話。
    内容がどうこうというよりは、こってりと味の濃いキャラの登場人物たちが元気いっぱいで、引っ張られるように最後まで読んでしまいました。

  • 気軽に読めて楽しかったです。さくら剛がそのまま主人公になったのかな、っていうくらい、旅行記と同じテンション。

    ニートのたけしがやっとのことで就職したのは探偵事務所。武闘派の美人上司たちと依頼者の相談を解決していくというドタバタコメディー。

    探偵のテクニックなどは色々勉強されたんだろうな、細かい描写が多くて飛ばし読みしてしまったので、アニメや実写化のほうが向いているのかも。

  • 著者自身を反映したニートの青年が、探偵事務所で働くことになるお話です。
    いつもの旅行記とは違い、普通にラノベとして面白かったです。また、一緒にPodcast「さくら通信」に出演されている山本さんや、「南米でオーパーツ探してる場合かよ!!」の担当編集者おかっぱちゃんも物語に登場していて、これまでの著者の活動を知っているほど笑える内容でした。

  • 小説としておもしろいというより、表現がおもしろい。
    かなり分厚いが、軽く読める。

    探偵になるまでのプロローグが、長い。
    存在感のなさは探偵としてはむしろ長所、というのは逆説的で、よかった。

  • @sakuratsuyoshi #さくら通信
    シャーロックホームズ(今の時代はコナンドイルよりも名探偵コナンか)を読み、意味もなく人を尾行したり、事件でも起こらないかと期待した子供時代。いつの日か小説やテレビやようなことはないことに気づいたのだが、この主人公のニートは違ったようだ。そんなニートが突然探偵へと転身すると意外な柔軟性を見せる。個性的な先輩達に教えを請いながら(しごかれながら?)探偵として一般的な仕事をこなせるようになった時、本格的な事件が発生する。ある少年の失踪をきっかけに、宗教団体とニート探偵の対決の火蓋が下ろされた。一進一退の攻防の末、とうとう最終ボスである天顕院法眼こと山本泰士か出現し・・・
    さくら通信ファンとしてここからのクライマックスはPodcastを聞いているようで、すごく楽しい。

  • キャラ面白かった
    読みやすくて感情移入しやすい

  • 最後までバタバタした漫画的な小説。それでも、それなりに主人公の成長があったり、事件があったりで、最後まで飽きることなく読みきった。帯の過剰な煽りで逆に覚めてしまって評価が下がったかも。笑うところなんてほとんどないし。

  • ニートで引きこもり生活を送る伊藤たけしは、ある日突然、父親から覆面プロレスラーになるように勧められます。

    どうしてもプロレスラーにはなりたくないたけしは、偶然見かけた求人募集中の探偵事務所に飛び込み、無事に探偵見習として採用が決定。
    仕事に奮闘する日々が始まります。

    登場人物は個性的な人たちばかり。
    そして、この本についているしおりのデザインも、味付け海苔というとてもユニークなもの。

    最初はなぜこのデザインなのか不思議でしたが、読み進めるとすぐにその理由が分かり、なるほどと思わず納得。

    主人公たけしの言動に何度かイライラ、モヤモヤさせられましたが、物語が後半になるにつれ、いつしか彼をちょっぴり応援している自分に気づきました。
    ほんの少し彼が成長できたのは、探偵事務所の先輩からの厳しくて、激しい指導のおかげなのかもしれません。

    図書館スタッフ(東生駒):ルブリル

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    帝塚山大学図書館OPAC
    https://lib.tezukayama-u.ac.jp/opac/volume/763892

  • どうしようもないニートが探偵に!?レスラーだけは嫌だと拒むニートの姿が、とても面白かった。ちょっとした会話もすごく面白かった。探偵になっても勧誘にひっかっかてしまうたけしはほんっとにアホだなあ思うが、それがまたいいところだったり。事件の解決の仕方が爽快で、よかった。探偵達強すぎw
    ニート仮面が登場してくるあたり、伏線が張られていて、笑った。最後たけしが活躍できてよかった!
    2015/5/16 読了

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著者プロフィール

1976年静岡県浜松市生まれ。中程度の引きこもり。ニートの現状を憂い一念発起して旅に出かけ、帰国後Webサイトで各方面の旅行記を発表。常識に囚われない独特の書き方が話題を呼び、トータル50万ヒットを超える人気サイトとなる。著書に「中国初恋」(幻冬舎)、「三国志男」(サンクチュアリ・パブリッシング)がある。

「2009年 『インドなんて二度と行くか!ボケ!! …でもまた行きたいかも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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