ジョニ・ミッチェルという生き方 ありのままの私を愛して (P-Vine Books)

著者 : ミッシェル・マーサー 中谷ななみ

• スペースシャワーネットワーク (2010年6月4日発売)

作品紹介・あらすじ

ジョニ・ミッチェルへのインタヴューをもとにつづった唯一の本。ブルーの季節を乗り越えるために。

感想・レビュー・書評

[takkvonさんの感想 · 2014年8月31日]

ジョニ・ミッチェルを聴くと、ある年の瀬、山手通りのスターバックスにて店内から流れてきた『逃避行』に外国人が合わせて口ずさんでいたあの朝をいつも思い出す。

ジャクソン・ブラウンの『プリテンダー』とジョニ・ミッチェルの『青春の光と影』にはフィッツジェラルドの小説のように人生の全てが詰まっていると思う。

必ずしも年代に沿って書かれている訳ではないし、玄人的な書かれ方をしているので少し読みづらいけれど、カナダの牧歌的な風景と身を滅ぼす恋愛の連続が彼女の曲の大半を占めているのは確かである。