- Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860291709
感想・レビュー・書評
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この本で紹介される企業7社はブランド力を維持し続ける優良企業ばかり。
どれも、長年存続してきた会社であり、共通したマーケティング戦略を持っています。
それはどの会社も目先の損得ではなく、本当に正しいものを判断基準にして、社会的貢献をめざす社是を持つという点です。
激動の時代を越えて発展を続ける企業は、社会経済の変化を感じ取り、対策を講じるマーケティング戦略に長けています。
一世紀以上売られているロングセラー製品には、それだけの理由があるんですね。
かつて明治という新しい時代に入った人々が、試行錯誤しながら会社を立ち上げ、発展させていったことを考えると、百年たって令和に入った今でも、彼らのマーケティング戦略から教わることはたくさんあるなあ、と思いました。
こちらのサイトで紹介しました➡
https://fpcafe.jp/mocha/1592詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
木村屋のあんぱんを皮切りに、日本の企業七社の百余年に及ぶロングセラー商品がなぜ売れ続けているのか、その企業はなぜ存続し続けているのかという疑問にマーケティング戦略の観点から答える一冊。
木村屋のほかに、キューピーやカゴメなどおなじみの企業が登場しますが、「イトーキ」ってなんの会社だっけ?目次で首をかしげたのですが、読んでみて思い出しました。
私、イトーキのパソコンチェアを使ってる、と。
どの企業の商品も、一度は購入したことのあるものばかり。
そんななじみのある企業、商品を実例に挙げてマーケティング戦略を解説しているので、理解しやすかったです。 -
タイトルのあんパンの話は30ページ。しかし、この本はマーケてィングとはこういうものなのだという実例を紹介する本でした。とても参考になる。木村屋の桜あんぱんから始まり、キンチョウの蚊取り線香、キューピーマヨネーズ、田崎真珠、食料品メーカーのカゴメ、オフィス家具のイトーキ、文具のゼブラをそれぞれ、歴史から社風・マーケティングの素晴らしさを教えてくれる。
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日本人なら誰もが知っている、あの商品がなぜ、100年近くも愛されてきたのか。
ちゃんとマーケティングが隠されているのです。 -
2007.1/1〜1/2
あんぱんは明治天皇に献上されたことで、庶民に広まったと知った。
ほかにキューピーマヨネーズなど。 -
日本における数々の老舗ブランドの本。
手づくりの温かさが匂ってきそうな
そういう商品が綿々と売れ続けるのかな。なんて思ってしまう。ここにあるあんぱんとは、当然銀座木村屋のあんぱんであるが、私も好物である。ただ、冷めてしまうととたんにぱさぱさして、旨みが遠のくので、焼き立てを食べたい。って本書の感想には関係ないか。。