- Amazon.co.jp ・本 (161ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860520342
作品紹介・あらすじ
文章のみならず、各時代ごとの絵画、写真、ドローイング、そして自宅の間取り図も満載。化粧箱入り、ポスター付きの奈良美智本決定版。
感想・レビュー・書評
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奈良美智の絵。
質感もなんだか奥深いキャラクター化した子どもの絵。
私は、原美術館にあった奈良美智のギャラリーのポストカードが気に入って、一人暮らししても、二人暮らししても、リビングの壁に貼っている。
そんな奈良美智がどんなことを考えて、どんな生き方をして、絵を描いてるのか覗いてみたくて、本を読んでみた。
絵描きになりたい、だから、美大にいく、は分かる。
でも、もっと広い世界へ、自分の感性を広げるために、海外に行きまくってたのは知らなかった。
好きなものを、もっと知るための旅。好きなものを共感する人に、今まで出会わなかったものに、出会うための旅。
好きなことを好きなだけするのは、楽しいことばかりでなくて、きっと、つらいこともあったろう。
奈良美智のことが、少し、分かった気持ちになった。
好きなことを好きなだけやるのに年齢なんて関係なくて、
いつだって気持ちを掬い上げて、
正直に受け止めることが大切で、
あとは行動力なのだ。
その先にきっとなにか自分に還元するものがあるんだろうな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
作品とこれまで過ごしてきた毎日のお話。優しくて、ロックな人なんだと思った。自分にはできない生活だけれど、この人も同じ人間なのかと思うと不思議な気持ちになる。
2017/4/29 -
本当に良い本でした。どことなく文章がよしもとばななさんっぽい。 イラストや写真と奈良さんの文章、交互にじっくり眺めてしまうような構造になっていて、いつまでも脳みそに響いてくれている感じ
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雖然奈良一直表示自己不善長用文字表達,但整本書可以清楚了解作者創作的過程和創作的動力何在?自己的初心和他人支持的信心。因為能檢視過去,才能朝向自己想要的方向。
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ちいさな星、ということばがすごくぴったり。
胸にひびく一冊。 -
作品集+エッセイ。
装丁のカワイらしさに
奈良さんのエッセイも。
上京して、ドイツに行って、ロックを聴いて
作品を作って。
読んでいて、元気が出てくる1冊です。 -
誰かが、この本を見て自分も頑張ろうと思うとつぶやいていられたが、自分にとってもそういう本でした。
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「弘前市に生まれた幼少時代から、東京、名古屋での学生時代、そして単身ドイツへと渡ってアーティスト・デビューを果たし、日本における現代アートブームの牽引者となった現在まで。その足跡を書き記したノンフィクション。」
ノンフィクションというのにもそそられたし、ドイツに単身赴任したのも興味があった。 -
奈良美智の幼少時代からドイツ留学、現在までのエッセイと絵が描かれている作品。
彼の作品は生でみないとわからない部分があるのだが、やはり技術が素晴らしい。高校時代のねぷた祭りの絵は、ため息ものである。
元気がない時に読み返すと、ふつふつとやる気が出てくる一冊。