- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860636241
作品紹介・あらすじ
システムアシストの社長・吉沢は悩んでいた。後継者にふさわしいのは、いったい誰か?敏腕コンサルタント安藤を迎え、急展開を迎える次期リーダー選び。選ばれたのは、意外な"あの人"だった-。10のストーリーでわかる「リーダーの条件」。今いちばん痛快なビジネス小説!
感想・レビュー・書評
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リーダーになるための10の条件を基に、小説形式で書かれたビジネス本。
こういう形式の方が私にはわかりやすい。
自分の会社に当てはめながら読んだ。
残念ながら、全てに当てはまる人っていませんね。
日頃の心がけの参考にしたいと思います。
2016.1.28詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
実話ベースとのこと。コンサルのコメントが非常に参考になった。何をリードするのかという視点で、10の資質(なかなかに厳しかったりして)を順に説明。たしかにストーリーは若干わかりやすすぎるかもしれないが、要点はすぐに拾えるし、良いのではないかと。
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リーダーの心構えを10ヶ条にまとめ、各章で解説をしております。
あとがきにもありますが、実際にあった事例を元にストーリーが書かれているので、リアリティーがあり、大変面白かった。 -
リーダーに求められる資質について、社長の後継者を探すストーリーを通じて解説する本といった感じでした。実際に職場で経験したような話が重なって入りやすかったです。リーダーシップもそうだけど会社の長期戦略について考えることって本当に大事だよなぁとあらためて考えさせられました。内容とは関係ないけど、キャラクターを最初に紹介しているのが、イメージしやすかったです。
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誰がリーダーとしての資質があって、次期の社長になるのは?というテーマのもと、ストーリー仕立てで、例をちりばめ、リーダーの姿をうたった本。登場人物それぞれの長短があって、誰が一番いいんだろ、と思いながら読んだ。が、立てた予想は外れた…。小説としては展開がシンプルで浅く、リーダーを語るエピソードとして読む感じ。
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非常に読み応えがあり、涙までするとは期待以上でした。リーダーを選ぶ、リーダーを育てる側にいる人なら必読の書だと感じます。明日からまた、リーダー育成に尽力していこうと改めて感じる事が出来ました。
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ITシステムを設計する企業を立ち上げが創業者が、自信を失っている状態で、後継者選びに頭を悩ましている所へ、経営コンサルタント(中小企業診断士のようです)がアドバイスを行うという設定になっています。
後継者を選ぶという目的もかねて、各組織の中から選ばれた人達が、将来あるべき姿を話し合うプロジェクトを立ちあげて、話し合いを通して将来のビジョンを作り上げています。
この本では、物語風に話を進めることで、リーダーが持つべき条件について解説しています。リーダーの持つべき10の条件を、10回の会議を通して解説しています。
10の条件は、この種の本では言われている内容ですが、筆者はこのなかで特に3つ(部下愛育力・リスクテイク力・使命挺身力)を取り上げ、それが不十分だとリーダーになることは不可能と事実上宣言しています。これは後輩に見せる姿にも共通していることと思いました。
以下は気になったポイントです。
・システム開発費を売上原価として落とさずに、資産計上に回したことでねん出した利益なので、キャッシュフローはマイナス(p13)
・リーダーの条件は、能力ではない、意識の問題である。意識の持ち方・覚悟で決まる(p25)
・SWOT分析は、相対比較で強み弱みを見ていくものなので、業界とか業種がハッキリしている場合にはとてもわかりやすい(p31)
・難易度の高い、前例のない、チャレンジしなければならないケースでは、リーダーが現場に降りて、率先垂範し、道を付ける必要がある(p88)
・社内に神経を通すことが大切、カネの流れは血液、情報の流れが神経に相当する、カネの流れが止まれば死ぬが、情報の場合は脳死状態になる(p103)
・ネガティブな意思決定は現場にできないので、リーダーは客観的な目で現場の状況を判断する必要がある(p131)
・パワハラについては、普段からの信頼関係ができているか、本人がどう受け止めるかによる(p149)
・ITのこれからは、人間が操作する前に先回りしてサポートしてくれるものが良い(p173)
・高い授業料であってもそこから学びがあれば決して無駄ではない、マイナスをプラスに転じるには、「明朗快濶力」が必要(p178)
・ビジョンをつくるとは今、20年後に向けて準備をするもの、チャンスがきて、成長が確実になってからスタートしたのでは誰も相手にしてくれない(p198)
・ひとつの方向へみんなを導き進んでいく、その時にこそリーダーの存在が必要になる、そのビジョンを示すことで、部下たちが自ら判断できるようになり自律的に動けるようになる(p253)
・決算書の数字は結果、みんなの活動が現れているだけ、数字が大切なのではなく、数字を作る活動が大切(p260)
・自分がダメだと思ったら変えればいい、他人と過去は変えられないが、自分と未来は変えることができる(p278)
・リーダーは探したり、他人に求めるものではなく、誰もがその気になればなれるもの(p287)
2013年9月29日作成 -
2013/8/31