4次元以上の空間が見える

著者 :
  • ベレ出版
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本棚登録 : 61
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860641184

作品紹介・あらすじ

何次元まで見たことがありますか?数学や物理によって理論的にきちんと考えられている4次元空間、5次元空間、6次元空間、さらに先までを、豊富なイメージ図、イラスト、座標を駆使して直感的にとらえていく。

感想・レビュー・書評

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  • 進め方がとても丁寧で、
    ごく自然にn次元への拡張を
    感じられました。

    3次元+1次元の説明のようなことは、
    実はきっと誰しも普段の生活で
    工夫しながらやっていることだと思います。

    3次元曲面を4次元方向へ"のばす"時の
    頭の中の独特の感覚。
    頭のストレッチになります。

  • 160513 中央図書館
    あんまりピンとはこない。

  • 世界観を広げたいと思って手に取りました。

    内容は難しく、二度読んでやっと理解できました。

    しかし、図が豊富で説明が丁寧なので、高校数学で挫折した私でも「面白い!」と思えました。
    数式で納得するだけでなく、イメージとしてn次元をとらえられることができます。

    説明が細かいので、概要を理解するだけなら飛ばし飛ばし読んでも良いと思います。

  • まだ読んでいないが。以前によく似たタイトルのトンデモ本を見掛けたことがあるのだが、これは至って真っ当な数学啓蒙書だと思う。パラパラ見ただけですが。

  • 数学が多少なりとも好きな人でないと楽しめないかもしれません。
    けれど、自分で式を書いて4次元を表したときに色々と想像し感動もしました。
    親切な図が大変多く、直感的にも理解ができます。
    小難しい数学の本ですが、不思議な感動を味わえる一冊です。

  • 著者は高校の数学および大学の教養レベルの数学を
    理解できる事を前提として書いている、と言っていますが
    恐らく円と球の方程式がわかりさえすれば読むことは可能です。
    あとは集合論を少々。

    5次元,6次元の世界、そして宇宙論の最新理論であるM理論
    (11次元らしい)を目に見えるように図で書いてくれている訳
    ではありません。
    4次元を図で表してみましょう、という事に始まりそれをn次元
    まで一般化して話は終わります。
    数学の専門用語も少し出てきますが、知っていなくても
    苦にならないと思います。

    世の中には4次元以上の世界が実際にあり、それはこう考えれば
    イメージできる、といった手ほどき書みたいな感じでしょうか。
    私はやっぱりイメージできませんでしたが。
    どれだけ想像力が豊かか、ですね。

  • 刺激的なタイトル!4次元以上の空間、ぜひ見てみたい!
    守護霊が見える?月の裏側が見える?アストラル界が見える?
    いやいやそういう趣旨の本ではないようだ。期待した人、残念。

    パラパラめくってみると、数式や図が並んでいる。要は数学の高次元多様体についての入門書。数学はやっぱり苦手だ。
    ちょっとだけ気合を入れて読み始めた。最初はひじょうにやさしいが、100ページ過ぎたぐらいでだんだん難しくなってくる。
    ここで必要なのは、数式からイメージする能力だ。

    高校の理系を卒業したレベルで書かれているという。わかりやすく書こうという注意が払われているのは伝わってくる。でもちょっとわかりにくいところもあったりする。数学教育は難しいものだ。

    それで、4次元以上の空間は見えたかって?
    んー、やっぱり難しい。

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著者プロフィール

数学者、作家、大学教員。東京大学大学院数理科学研究科博士課程修了。博士(数理科学)。元ブランダイス大学訪問研究員。研究テーマは、高次元結び目、1次元結び目およびその周辺。著書に『高次元空間を見る方法』(ブルーバックス)ほか。

「2021年 『多様体とは何か 空間と次元から学ぶ現代科学の基礎概念』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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