科学の目で見る 日本列島の地震・津波・噴火の歴史 (BERET SCIENCE)
- ベレ出版 (2016年7月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860644765
作品紹介・あらすじ
日本列島は、世界的に見ても極めて稀有なところと言えます。4枚ものプレートがひしめき合っていて、そのうち3枚のプレートが一点で接している場所が2つもあるという大変なところなのです。地球上でとりわけ地質活動が活発な、プレートの境界(しかもたくさんの)に位置しているため、日本列島には火山も多く、地震やそれにともなう津波も多いのです。本書では、地震の記録が残っている5世紀から現代までの地震・津波・噴火の歴史をできる範囲において「科学的な目」をもって見つめなおします。
いつどこでどんなことがあったのかを時代を追って俯瞰することで、平穏な日常の大切さについても考えさせられるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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h10-忠生図書館2017.10.20 期限11/3 読了11/1 返却11/2
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『理科年表 平成28年』を参考に,古墳時代以降日本列島で発生した主な地震・津波・噴火について紹介しており,いくつかの特徴的な災害については分かりやすい解説が付されています。目には見えないけれど自分の足元で起きていることに思いを巡らせてみませんか。
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年表形式で地震、津波、噴火を概観できるので、日本はどこでもいつか被害に遭うということが実感できる。それでも民族としては生き延びているのだからすごいとも思う一方、これだけ方々にカルデラがあってもカルデラ噴火はこの七千年起きていないというのは、次回までの文明とも思える。
その後に、この地に移住してくる民族があるだろうか。
気象庁の情報隠蔽体質が浮き彫りになり、恐ろしい。
また、地震学者宇津徳治が1973 根室沖地震を予測しながら、マグニチュードが想定したより小さいことを持って不完全と考えたのに対し、言い続ければ必ずいつか当たる予測を垂れ流して人を騒がせる「地震予測者」の悪質さがわかる。
マグマが冷える時に析出によって分化することを知らなかった。玄武岩質から安山岩質、デイサイト質、流紋岩質と、温度は下がり粘度は上がることを知った。