観察する目が変わる 水辺の生物学入門 (BERET SCIENCE)

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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784860644802

作品紹介・あらすじ

私たちの身のまわりにあるさまざまな水辺。河川や湖はもちろん、人が管理する水田にも、あまたの種類の生物が暮らしています。水中で生活する魚類をはじめ、両生類や鳥類、甲殻類、昆虫、植物など、水辺とその周辺の環境で見られる生きものは数えきれないほどです。これらの生きものたちは、生息する水辺の環境に適応して、たくましく生きています。
ひとくちに水辺といっても、いろいろな環境があり、その多さに驚かされます。そこで本書ではまず、河川や湖沼、湿原、水田といった水辺の特徴を紹介します。それらの特徴を知ったうえで、生きものたちの暮らしぶりを見ていきます。とくに身近な河川と水田については、研究者直伝の観察や採取の方法も紹介します。
水辺では、生物同士が互いに影響しあい暮らしていますが、人間活動の影響も無視できません。本書は、生きものたちを保全する取り組みも説明しています。生きものたちを守る際のヒント満載です。
本書を読めば、ただ何となく見てきた水辺の環境にも、いろいろな特徴があり、それらに対応するように生きている生物たちの複雑なドラマがあると、思わずにはいられないでしょう。水辺に生きる動物や植物を観察するために役立つ知識を整理した、観察には欠かせない一冊です。

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著者プロフィール

金沢大学 環日本海域環境研究センター 准教授。ニュージーランド・オタゴ大学 博士課程 動物学研究科 修了。PhD。専門は保全生物学と陸水生態学。外来ザリガニの侵入リスク評価と管理、生物共生農業の振興に基づく水田地帯の自然再生など、陸水域の生物多様性と人間社会の関わりを中心とした研究を進めている。著書に『外来生物――生物多様性と人間社会への影響』(裳華房、編著)、『Social-ecological restoration in paddy-dominated landscapes』(Springer、編著)、『エコシステムマネジメント――包括的な生態系の保全と管理へ』(共立出版、分担)、『淡水生態学のフロンティア』(共立出版、分担)などがある。

「2016年 『観察する目が変わる 水辺の生物学入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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