高校生からわかる社会科学の基礎知識

著者 : 酒井峻一

• ベレ出版 (2016年11月18日発売)

感想・レビュー・書評

[すぎもったんさんの感想 · 2020年3月11日]

社会科学の基礎知識を精通した著者が歴史的な背景などから論点を解説した一冊。

学生時代に社会科で学んだことの本質的な知識について、宗教や経済や政治といったカテゴリーごとに本書で学ぶことができました。
法と道徳の違い、株式会社の成り立ち、アダムスミスやケインズなどの経済学者の功績、政治の役割など多くのことを知ることができました。
言葉の意味しか知らない単語も歴史的背景を知ることで理解が深まりました。
また、歴史の変遷から今の政治や経済の考えができたことを本書で感じることができました。

本書で学んだ社会科学の知識から現代に至るまでの過程を知るとともに現代における課題を考える基礎的な知識を学ぶことのできた一冊でした。

著者プロフィール

慶應義塾大学総合政策学部卒業。学際的な環境で、社会科学だけでなく
情報技術や自然科学の基礎も広く学ぶ。大学在学中から日本の社会科教育について問題意識を持ち、大学受験生や一般人の教養にとっても有用な総合教材の開発を目指している。
http://en-culture.net/「社会の杜」を運営

「2016年 『高校生からわかる社会科学の基礎知識』 で使われていた紹介文から引用しています。」