- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860645755
作品紹介・あらすじ
ノーベル賞クラスの論文が多数掲載されてきたイギリスの科学誌『ネイチャー』が、2019年に創刊150年周年を迎えます。パラダイムシフトといえるような論文が載ることもあれば、偽造や捏造を含むような論文が掲載され物議を醸すこともありました。1869年、天文学者ノーマン・ロッキャーはどのような志をもってこの雑誌を起ち上げたのでしょうか。19世紀後半とはどのような時代で、人々は何を考え、どのように科学と向き合っていたのでしょうか。その頃の日本はどのような国だったのでしょうか。創刊当時の記事を読むことで、時代の空気を感じ、現在から未来につながるヒントが見えてくるかもしれません。
感想・レビュー・書評
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科学誌「nature」は、歴史があり、多くの科学的論争があった。モースの大森貝塚など日本に関わることの記載もあり、興味深く読めた。
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ネイチャーは昔より一般向けだったという話で、投稿欄や日本の話もあった。南方熊楠が最も多く掲載された日本人である。
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科学ではなく歴史的な事象、女性の教育機会・日本の話題が興味深かった
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2019年に創刊150周年を迎えた有名な科学雑誌『nature』の当時のエピソード諸々。
今で言うところのリツイート合戦よろしく盛り上がった読者のお手紙コーナー、他の科学者からの難癖の酷さ、闘う女性たちの歴史、チャレンジャー号の世界一周、鎖国を解きみるみる開花していく日本……どれもとても興味深かった。
『nature』に誤報が載ることもあるし、当時と違って高価で専門的すぎて一般向けではなくなったとはいえ、月刊が隔月になり季刊になりバタバタと倒れていく昨今の雑誌業界で、今なお週刊で出し続けられるということは素晴らしいことだ。
紙版でいつまで出されるかはさておき、人間の知的欲求と自然の神秘がある限り、まだまだ続いていくに違いない。
その探究がどうか妨げられることなく続けられますように……
カバーデザイン / 西垂水 敦(krran)
本文デザイン・DTP / 三枝 未央
章扉イラスト / 中根 ゆたか -
404-T
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あまり理科的な内容を期待しない方がいい。
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ふむ