- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860672836
作品紹介・あらすじ
雑誌『天然生活』で連載当初30歳だった著者が、30歳前後の暮らしぶりや悩みを綴ります。
感想・レビュー・書評
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伊坂幸太郎読んでから読むもんじゃないね。
間違えた順番。いや、そうでもないのかな?
エッセイなんだが、自分の身に起きたことを丁寧に綺麗な言葉でゆっくりゆったり綴ってるんだけどさ。
何にもないのょ。
何にも。
何も起きなければ何もない。
たまに小説書けなくて泣き出したり、というものや、夫婦喧嘩で泣いたとかもあるけど、なんで泣いたのかわからない上に喜怒哀楽が全くない、楽しくも面白くも、怖くもかなしくもない。淡々となにもない日々綴り。
いや、こんなになにもないことってないからかえっていいのかな、、、
三十路過ぎてそんななにもないことある!?
ってくらいなにもないひとの本で、なんでこれ出たんだろう本として。っていう疑問。
いや、わたしが知らないだけで、みんなこのくらいなにもないのか!?
いや、そんなこたないはず。たまに会う友達だってこの人に比べたらジェットコースターのような生活しとるわ。
ジムで会ったJKの方が本に描きたいくらいにすごい生活してたわ。
いや、やっぱみんなジェットコースターみたいな生活だからこんななにもない生活の本も必要なのかなぁ。謎。
なにもない生活ってこんななんだな。と、読んでで、ある意味驚きを隠せないわたしでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
衝撃だった。30歳まで実家暮らし(一人暮らし経験なし)で暮らしに纏わるエッセイを書いていたのか。この方、この書籍以前にも本を出していたと思うけど、まさかそれが実家で書かれていたものだとは。丁寧な暮らしとか、過ごしやすいインテリアとか提唱していながら、まさかの実家暮らし!驚いて笑ってしまった。
この人の本は二度と読みません。笑 -
30という年齢になって焦燥感があるのは私だけではないんだな、と
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贈り物の話で「毎年同じ時期に同じものを贈り、受け取る側もそれを買わずに贈り物が届くのを心待ちにするというのが理想な形」というのがなんだか心に残った。
確かに両親は友達の実家から季節の果物が届くのを毎年心待ちにしていたなぁ。
ラ・フランス、佐藤錦、シャインマスカット、届くと「あぁ今年もこの季節か」と季節の移ろいを感じる。
毎年お年賀やプレゼントに悩んでいたけど、確かに毎年同じものっていうのもいいよね。正月は冨貴寄を毎年送ろうかしら。
あと記念日を大切にっていうのは頷ける。
ささやかでもいいから、忙しくても、子供ができてもやっていきたい。 -
すてきなエッセイだった。
描かれているのは日々の生活のこと。
こんな事件があった、とかこんな個性的な面白い人に会った、とか劇的なことは書かれていない。
日々のごはんのことや、夫や友人との会話、素敵だと思ったもの、ふと気づいたこと。
それでも、とても面白いし、ハッとしてメモしたくなるような言葉もある。
生活を大切にすること、愛おしむこと、愛おしむための心がけを実行すること。
私自身も30歳を迎えて、日々の暮らし(食べ物、住まい、ファッション)を大切にしたいと思うようになった。そして本著を読んでまたその想いを深くしたのだった。 -
すでに出ている次巻の40歳の暮らしかたも続けて読みたい。
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年を重ねるごとに、だんだんシンプルになっていくんだなー。
心も、くらしも。
筆者と同じくらいに結婚して、共感できることがたくさん。 -
雑誌、天然生活誌上において連載していたものの加筆修正版とか書き下ろし。
若い頃と違ってくる外見や内面について変わっていく生活に関するエッセイ。
お気に入りのものがのもあるが基本的には内面的、精神的な事柄、特に結婚観に関してが多い。