- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784860691196
作品紹介・あらすじ
1.だれもやったことのないチャレンジの記録
鹿児島から青森まで、毎日平均80キロを走っていく人は今まで聞いたことがありません(「筋肉番付」というテレビ番組の企画で北海道から沖縄まで1カ月で走るというのがあったそうで、その企画は3人クリアしていますが、それは手厚いケア付きだったそうです。岡崎圭さんの場合はサポートなしの単独チャレンジです)。
思い立てば、だれもがやれる可能性のあるチャレンジを、決して特別ではない、一般的なスポーツマンが実現したところに、多くの人の共感を得られる要素があるのではないでしょうか。
2.人間の可能性を引き出す「哲学」にあふれています
著者が実行したのは、競技としての「ウルトラマラソン」ではなく、あくまでも自分自身の戦いのための挑戦です。道半ばでくじけそうになる自分自身を励まし、奮い立たせるために著者はさまざまなアイデア、発想を産み出し、実践します。それはこのチャレンジを成功させるためのものだけでなく、人が生きていくうえで活用できる「哲学」のようなものです。
3.読者は一緒に2300キロを走ることができます
日誌は走った道、食事を摂った食堂、泊まった宿泊施設など細かく記録されています。読んでいると、鹿児島から青森までのコースを一緒に走っているような気にさせてくれます。本書では、できるだけその感覚を伝えようと、横組みレイアウトにしています。
4.たくさんの人が応援しています
このチャレンジは携帯サイトの掲示板への書き込みだけでも何百人という人が参加しています。著者が知っている人もいれば知らない人も声援を送っています。
なかには一緒に走ったり、休憩所を設営してくれた人もいます。人間同士のふれあいが希薄になっているこの時期に、人のぬくもりを思い起こさせてくれるエピソードにあふれています。
掲示板に寄せられた応援メッセージの文面もかなりのスペースを割いて紹介しています。
5.不思議な魅力にあふれた著者
走る著者をさまざまな人がインターネットの掲示板を使って応援しました。著者とまったく面識のない人も、その応援に加わっています。このように著者の岡崎さんは応援したくなる不思議な魅力にあふれた青年です。前向きでユーモアのセンスと人への思いやりにあふれています。
感想・レビュー・書評
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岡山の同い年でこんなクレイジーな人がいたとは。。。
30日で鹿児島から青森まで走り抜いた男の物語り。
本当に人間の力というものを考えさせられました!詳細をみるコメント0件をすべて表示